君津市議会 > 2022-06-07 >
06月07日-02号

  • "インターチェンジ"(/)
ツイート シェア
  1. 君津市議会 2022-06-07
    06月07日-02号


    取得元: 君津市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-31
    令和 4年  6月 定例会(第2回)            令和4年第2回君津市議会             定例会会議録(第2号)1.開議の日時  令和4年6月7日 午前10時00分1.出席議員  21名       1番   三浦 章君         2番   鈴木高大君       3番   宇野晋平君         4番   村上幸人君       5番   高橋健治君         6番   石上 塁君       7番   松本裕次郎君        8番   佐藤葉子君       9番   野上慎治君        10番   奈良輪政五君      11番   船田兼司君        12番   橋本礼子君      13番   下田剣吾君        14番   保坂好一君      15番   高橋 明君        16番   須永和良君      17番   加藤喜代美君       18番   三浦道雄君      19番   小倉靖幸君        20番   磯貝 清君      21番   小林喜久男君1.欠席議員  なし1.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市長         石井宏子君   副市長        中川茂治君   教育長        粕谷哲也君   危機管理監      石倉丈士君   統括参事       中村文明君   総務部長       荒井淳一君   企画政策部長     竹内一視君   財政部長       和田祐一君   市民生活部長     茂田達也君   福祉部長       嶋野晃広君   健康こども部長    小石川 洋君  経済環境部長     鈴木広夫君   教育部長       安部吉司君   総務部次長      錦織 弘君1.職務のため出席した者の職氏名   事務局長       占部和裕    事務局次長      西村泰典   主任主事       野津山佳樹   主任主事       佐々木耕平--------------------------------------- △開議      令和4年6月7日午前10時00分 ○議長(三浦章君) おはようございます。 ただいまの出席議員は21名でございます。よって、定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の決定 ○議長(三浦章君) 本日の日程につきましては、会議規則第20条の規定により、議長において定め、お手元に配信してございます。その順序に従いまして会議を進めてまいりますので、ご了承願います。--------------------------------------- (参照) 議事日程(第2号) 6月7日(火)午前10時開議 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 一般質問--------------------------------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(三浦章君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において、8番、佐藤葉子君、9番、野上慎治君、11番、船田兼司君を指名いたします。--------------------------------------- △日程第2 一般質問 ○議長(三浦章君) 日程第2、一般質問を通告順に行います。 質問時間は、答弁を含めて45分以内といたしますので、ご了承願います。 21番、小林喜久男君の発言を許します。 小林喜久男君。     (21番 小林喜久男君登壇) ◆21番(小林喜久男君) おはようございます。21番、小林喜久男でございます。 ただいま議長よりお許しいただきましたので、通告に従い質問させていただきます。 我が国の安全と繁栄は、国際社会の平和と安定なくしてはあり得ません。ロシアによるウクライナ侵略を強く非難するとともに、増え続ける犠牲者、多くの方々が避難を余儀なくされ、本市にも2名の方が避難されており、市民の皆様をはじめ各方面からの温かいご支援により、無事に日常生活を送られているとお聞きしております。改めて戦争の悲惨な現実を目の当たりにし、この紛争が平和的手段により早期に解決されることを切に願ってやみません。 また、我が国の社会経済情勢は、新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が緩和されつつあるものの、国民生活や経済への影響は依然として続いており、加えて最近の円安の進行による輸入物価の上昇に家計や企業が受ける痛みは増しつつあります。 これら直面する課題に対応するため、今国会において新型コロナ対策、原油価格・物価高騰対策等に2.7兆円を充てる補正予算が成立したところであります。 本市におきましても、様々な施策について、機を逸することなくスピード感を持って的確に対応することが求められております。石井市政も1期4年目に入っており、8万市民のかじ取り役として、令和元年房総半島台風、また新型コロナ対策など、幾多の難局を乗り越えながら、「君津はもっと元気になる」という政治信念の下、次の50年を見据え、新たなスタートを切っておられます。 このような中、去る4月21日、三直から宮下までを通す市道八重原線が開通いたしました。私は平成11年議員当選以来、この八重原線が生活道路として安全・快適で地域住民の利便性向上に資するとともに、国道127号線の渋滞解消、防災面における機能強化など、その必要性、重要性を説いてまいりました。 この間、23年の歳月が流れたわけでありますが、この開通にあたり、格別のご尽力を賜りました関係各位に対しまして厚く御礼を申し上げる次第でございます。 時代が変遷する中で地方行政における政策課題も複雑化しておりますが、そのような中でも市民満足度の高い行財政運営を推進され、市民が豊かさを享受でき、安心して住み続けられる、さらには次世代に選ばれるまちとなるため、全職員の英知を結集して中長期的な視点に立った行財政改革に取り組まれることが重要であると考えております。 そこで、以下数項目について質問させていただきます。 大綱1、市長の政治姿勢について、細目1、今期4年間の総括と公約の進ちょく状況について伺います。 市長就任以来、未曽有の台風被害や新型コロナウイルス感染拡大など、前例のない厳しい社会情勢が続く中、手腕を発揮し、市政発展に尽力してこられましたが、4年間の総括と公約の進ちょく状況についてお伺いいたします。 大綱2、財政運営について、細目1、今後の財政見通し公共施設整備について伺います。 今年度から新たな総合計画が始まりましたが、その中の財政見通しでは、市税収入等がおおむね横ばいで推移するものと見込まれる一方、経常経費の増加に加えて、大規模な投資事業も予定されており、多額な財政負担が想定されております。今後、学校・保育・公民館など施設整備を進める上で、投資事業に係る予算配分をどのように考えているのか伺います。あわせて、財源確保に向けた取組についてもお伺いいたします。 大綱3、周南公民館について、細目1、周南公民館早期建て替えについて伺います。 周南公民館については、建物等の老朽化が進むとともに、施設の一部が耐震強度不足のため、耐震対策を講じるまでの間、利用を一部制限するなど、地域住民に影響が出ております。周南公民館は周南地区の拠点であり、地域の住民にとって欠かすことのできない施設であるため、早急に建て替える必要があると考えますが、今後の整備方針について伺います。 以上で、一次質問を終わります。二次質問は、質問席より行わせていただきます。 ○議長(三浦章君) 石井市長。     (市長 石井宏子君登壇) ◎市長(石井宏子君) 21番、小林喜久男議員のご質問にお答えいたします。 大綱1、市長の政治姿勢について、細目1、今期4年間の総括と公約の進ちょく状況についてお答えいたします。 私は、先人たちが築き上げてこられたこのすばらしいまち君津は、もっともっと元気になる、こう確信し、優先して取り組む施策をきみつ元気プランに公約として掲げ、多くの市民の皆様の負託を得て市長に就任いたしました。 就任から今日までの約3年半にわたる日々は、甚大な被害を及ぼした令和元年房総半島台風等や、その傷が癒えないうちに拡大した新型コロナウイルス感染症など、これまでに経験したことのない困難な環境下にありました。このような状況の下、私は対話する市政を基本姿勢とし、徹底した現場主義を貫き、市民の声に耳を傾けるとともに、自らの言葉で語りかけ思いを伝えるなど、市民が主役の市政実現のため、全力で取り組んでまいりました。 そして、昨年、本市が市制施行50周年という大きな節目を迎え、次なる50年に向けて第一歩を踏み出す中、市民の皆様お一人おひとりが希望に満ちた未来を描き、次なる時代を切り開くための道しるべとして、市の最上位計画となる君津市総合計画を1年前倒しで策定いたしました。 私は、新型コロナウイルス感染症から市民、事業者の皆様の命と暮らしを守ることを最優先に考えるとともに、総合計画の行動姿勢「むすぶ」をよりどころとし、将来都市像の実現に向け、オール君津で取り組んでおります。 市民の皆様にお約束した公約の実現につきましては、まちづくり実施計画の策定や予算編成を通じて事業の具現化を図り、着実に前進させてきました。 また、そのために必要な財源については、国・県とも連携し、社会資本整備総合交付金を獲得するとともに、個人版、企業版ふるさと納税の活用や、個別施設計画の更新による資金計画を圧縮するなどして財政基盤を確立し、健全な財政運営に努めてまいりました。 これまでの成果について申し上げますと、経済・建設の分野では、総合計画の将来デザインにおける新たな核づくりによる都市部の活性化と、多様な地区の特色に応じた拠点の形成を目指す中、今後のまちづくりの根幹をなす君津市都市計画マスタープランを改定するとともに、立地適正化計画の策定を進めております。 また、本市の長年の懸案であります君津インターチェンジ周辺の土地活用については、新たな産業の受皿づくりに向けて、民間事業者の意向等も調査し、事業手法を検討するとともに、市道八重原線の開通が地域経済の活性化につながるよう取り組んでおります。 さらには、山間部の新たな地域拠点として整備を進める清和地区拠点施設整備事業につきましては、公共施設の再配置の先行モデルケースとして実施設計業務に着手し、早期完成を目指しております。 また、大規模設備投資を促進するための企業支援制度の拡充や、中小企業資金融資制度手続の迅速化を図るとともに、君津版ハローワークを設置し、きめ細やかな職業相談等を実施してまいりました。 災害対応・防災の分野では、君津市国土強靱化地域計画の策定や地域防災計画の見直しにより、計画的な防災、減災のまちづくりに向けた指針をいち早く作成するとともに、クラウドファンディングによる災害用トイレトレーラーを配備するなど、真に災害に強いまちづくりを目指し、地域防災力の向上を実現してまいりました。 地方創生の分野では、郡ダム湖面水上スキー競技へ活用し、君津市独自の地方創生による関係人口の増加に向けて取り組むとともに、まちづくりの仲間を一人でも多く増やしたいとの思いから、民間企業、大学等の包括連携を促進し、互いの強みを生かした取組につなげてまいりました。 また、シティプロモーションを積極的に展開するため、広報きみつのリニューアルやアプリ化、公式LINEの開設など、SNSを活用した情報発信などを行ってまいりました。 子育て支援の分野では、妊娠期から子育て期にわたり、助産師等の専門職によるワンストップ相談窓口の整備など、きめ細やかな支援に努めるため、子育て世代包括支援センターつみきを開設いたしました。 また、多様化する保育ニーズや施設の老朽化等に対応するため、公立保育園の民営化等による施設整備や、私立幼稚園の認定こども園化等に取り組むとともに、本市の基幹保育園として整備を進める(仮称)君津市立貞元保育園の設計業務に着手し、早期完成を目指しております。 さらには、県外の大学等に高速バスを利用して通学する場合に、その費用の一部を補助し、進学を契機とした市外転出の抑制を図ってまいりました。 教育の分野では、GIGAスクール構想を推進し、近隣他市に先駆け導入した1人1台タブレット端末をはじめ、全教室への大型提示装置の配備など、教育ICT環境の整備、活用を進め、子どもたちの資質、能力の確実な育成に取り組んでまいりました。 高齢者福祉の分野では、ひとり暮らしの高齢者等が増加する中、住み慣れた地域で安心して生活ができるよう、今年度より小糸・清和地区における地域包括支援センターを開設いたしました。 新型コロナウイルス感染症対策につきましては、高齢者、障害者等に配慮した迅速なワクチン接種はもとより、感染拡大当時は不足していた除菌用品やマスクなどを妊婦、社会福祉施設、医療機関へ配布したほか、家計への支援のための特別定額給付金をいち早く市民にお届けいたしました。 これに加え、本市独自の支援策として、妊婦に対する給付金の給付や高齢者へのタクシー等利用券の発行などにより、市民の安全・安心な暮らしの確保に努めました。 また、コロナ禍により低迷した市内消費の回復に向けたきみつ応援クーポンの発行、中小企業者等コロナ対策テレワーク導入費用の補助など、経済活動の維持にも取り組んでまいりました。 さらには、カーボンニュートラルの達成に向け、国の動向等をいち早く捉え、脱炭素を未来のまちづくりに積極的に生かし、経済成長のチャンスにつないでいくため、環境グリーン都市を宣言いたしました。 そのほか、行政分野のデジタル化の遅れを一刻も早く解消するため、君津市DX推進計画に基づき、市民の皆様がより快適で安心して暮らせるまち、そして次世代につながるスマートなまちに向けて取り組んでおります。 私は、市民の皆様と対話を重ねながら、君津を元気なまちにするため歩みを進め、この結果、公約の進ちょくは9割を超える着手率を達成することができました。これもひとえに市民の皆様、議員の皆様のご理解、ご協力に支えられてのことと、改めて心より感謝を申し上げる次第でございます。 また、これまでの取組にあたり、多くの成果を上げてこられましたことは、市の職員がその能力を存分に発揮してくれた結果だと思っております。 今年度からスタートした総合計画は、これまで取り組んできた様々な公約や新たな君津市の課題を捉え、中長期的な視点から目指すべき姿である将来ビジョン等を示したものです。計画は作るだけで終わらせるのではなく、実行していくことこそが真の計画であり、実行こそが私に課せられた最大の使命であると考えております。その結果として、市民の皆様お一人おひとりが自分らしく生き生きと暮らし、輝くことがまちづくりの原動力になるものと確信しております。 これからも、今日に甘んじることも、明日にひるむこともなく、強い覚悟と決意で総合計画に掲げた将来都市像「ひとが輝き 幸せつなぐ きみつ」の実現に向け、オール君津で力強く、前へ、未来へと挑み続けてまいります。 大綱2、財政運営についてにつきましては担当部長から、大綱3、周南公民館についてにつきましては教育長からご答弁申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(三浦章君) 粕谷教育長。     (教育長 粕谷哲也君登壇) ◎教育長(粕谷哲也君) 私からは、大綱3、周南公民館について、細目1、周南公民館早期建て替えについてお答えいたします。 周南公民館は、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける以前は、年間約2万5,000人の利用人数があり、周南地区に欠かすことのできない交流の場となっております。 しかしながら、建設してから49年が経過し、昨年には耐震面の問題があり、一部利用制限をしておりましたが、講堂の応急対策補強工事を行い、本年4月から利用を再開しております。 周南公民館をはじめとする更新時期を迎えた公民館の整備につきましては、再整備に係る施設の立地場所や規模などを具体化させる再整備基本計画を令和5年度中に策定するため、庁内で協議を進めているところでございます。 また、周南公民館は、昨年3月に建物の一部が土砂災害警戒区域に指定されたことや、敷地の一部に借地もあることから、立地場所や規模などを検討し、周南地区の地域住民が子どもから大人まで交流できる施設として早期の再整備を進めてまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 和田財政部長。 ◎財政部長(和田祐一君) 自席から答弁させていただきます。 大綱2、財政運営について、細目1、今後の財政見通し公共施設整備についてお答えいたします。 今年度からスタートした総合計画では、前期基本計画財政見通しを推計しております。 その中で、道路や橋梁、公共施設の整備といった投資的経費となる普通建設事業費につきましては、5年間の総額を約202億円と見込んでおり、1年間で割り返しますと約40億円となります。 既に設計に着手している清和地区拠点施設整備事業や、大和田・坂田小学校統合施設整備事業、(仮称)貞元保育園整備事業など、大規模な投資事業が賄える比較的大きな規模の予算枠を見込んだところでございます。 これらの投資事業を展開するための財源確保につきましては、市税の徴収率の向上を図ることはもとより、国・県補助金の獲得や起債の活用、ふるさと納税の受入れの推進、さらには市有地の売却や民間活力の活用など、あらゆる角度から財源確保に努めてまいります。 新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、足元ではウクライナ情勢等を受け、原油価格・物価高騰等の影響が懸念されており、本市においても今後の見通しは厳しい状況にありますが、経営改革の視点に立って、限られた財源を効率的かつ効果的に活用してまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 小林喜久男君。 ◆21番(小林喜久男君) それでは、順不同になりますが、質問席より二次質問させていただきます。 まず初めに、市長の政治姿勢について伺います。 石井市長におかれましては、市長就任以来3年と7か月が過ぎ、その任期は10月をもって満了となります。この間、本市に甚大な被害をもたらした令和元年房総半島台風等をはじめとする自然災害や、いまだ収束の見通しが立たない新型コロナウイルス感染拡大防止への対応など、本市を取り巻く環境は大きく変化しています。石井市長は、こうした状況の中であっても、市の最上位計画である君津市総合計画を1年前倒して策定するなど、市政を着実に前進させてきました。 先ほどの一次質問では、4年間の総括として、石井市長の実績と公約の進ちょく状況についてご答弁いただきましたが、私は、今の君津市をさらに躍進させ、よりよいまちとして未来に引き継がなければならないと考えています。そのためには、揺るぎない信念を持ってまちづくりに邁進する覚悟が必要ではないかと思います。 そこで、お聞きいたしますが、来る10月23日に執行される君津市長選挙に、2期目を目指し、出馬する意欲があるかどうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(三浦章君) 石井市長。     (市長 石井宏子君登壇) ◎市長(石井宏子君) お答えいたします。 私は、引き続き市民の負託を得て、2期目の市政運営に全力で挑戦したいと考えております。 大きく、3つの理由を申し上げます。 1つ目の理由は、市民の命と暮らしを守るためです。 令和元年房総半島台風等や、それに続く新型コロナウイルス感染症の拡大、さらにロシアのウクライナ侵攻による物価高騰など、市民生活を取り巻く環境は厳しさを増しております。さらに、防災、減災対策の強化、ウィズコロナ移行後の感染症対策や経済対策、生活に困窮されている市民の方々への支援強化等、緊急かつ重要な課題が山積しております。市政を停滞させることなく、引き続き迅速に遂行していくことが市民の命と暮らしを守る一番の近道だと考えます。 2つ目の理由は、新しい総合計画を実行するためです。 4年前、君津の可能性を信じ、輝く地方都市を目指して行動することを訴え、君津市のかじ取りをお任せいただきました。この4年、まさに職員、市民の皆様とともに全力で取り組み、公約であるきみつ元気プランについては94%着手いたしました。 また、市民と対話を重ね、新しい総合計画を1年前倒しで策定いたしました。この総合計画における将来都市像「ひとが輝き 幸せつなぐ きみつ」、この実現に向け、力強く市政を前進させることが私の責任であると考えています。 3つ目の理由は、オール君津まちづくりを行う体制を確立するためです。 就任以来、市民、議会の皆様をはじめ、企業、学校、大学、研究機関、国・県、他市、報道機関の皆様など、様々な君津とのゆかりを結んでまいりました。たくさんの思い、たくさんの力がよりよいまち、よりよい明日を次世代につないでいく、これが幸せをつなぐまちづくりだと考えております。多くの皆様の協力を得ながら、オール君津まちづくりに取り組んでいく体制が必ず君津の明るい希望に満ちた未来につながるものと信じています。 引き続き、市民の皆様、市議会の皆様の変わらぬご支援、ご協力をお願い申し上げます。 以上でございます。
    ○議長(三浦章君) 小林喜久男君。 ◆21番(小林喜久男君) ただいま、市長自ら、公の場で決意のほどを述べていただきました。ありがとうございます。 先ほども申し上げましたが、本市も50年という節目を迎え、目覚ましい発展を遂げてきました。このまちの魅力ある資源をしっかり次の世代へ誇りを持って引き継いでいくとともに、この君津をさらに飛躍させるために、トップリーダーを先頭に、若者世代、シニア世代、全ての市民がにぎわいと安らぎを感じられ、魅力と活気あふれるまちにしていかなければなりません。 ここに来るまで、石井市長も、熟慮に熟慮を重ね、決断されたものと推察いたします。粉骨砕身の思いで市政運営に力を注がれると、そのように理解をさせていただきました。 来るべき10月23日の市長選挙のご健闘をご祈念申し上げまして、次の質問に入らせていただきます。 次に、財政運営についてでございますが、先ほど財政部長から、総合計画における前期5年間の財政見通しについて、普通建設事業費においては年間約40億円を見込んでいるとの答弁がありました。 この金額は、公共施設整備だけでなく、道路や橋梁といったインフラ整備も含んだ金額ということですが、財政需要が年々増加する傾向にある中、私としても比較的大きな規模の予算額になっているものと感じております。 しかしながら、老朽化する公共施設の更新やインフラの長寿命化など、対応が迫られる大規模な投資事業がまだまだ山積しており、財源確保は非常に重要であります。財源確保として、市税の徴収率の向上を図るとの答弁がありました。今後の徴収対策についてお伺いいたしたいと思います。 ○議長(三浦章君) 和田財政部長。 ◎財政部長(和田祐一君) お答えいたします。 本市の市税の徴収率は、主任徴収官の任用や職員の徴収スキルの向上、またクレジット収納スマートフォン等決済といった収納チャンネルの拡充などの効果により、年々上昇しておりますが、さらに向上させる余地があるものと認識しております。 今後の徴収対策につきましては、現年滞納者への差押え等を迅速に実施するなど、滞納整理の早期着手、早期処分を行うことにより一層の徴収強化に取り組み、さらなる徴収率の向上を図ってまいります。 一方で、新型コロナウイルス感染症の影響等により納税が困難な場合につきましては、徴収猶予や執行停止するなど、適切に対応してまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 小林喜久男君。 ◆21番(小林喜久男君) 私は、これまでも申し上げてまいりましたけれども、地方財政が極めて厳しい状況の中、第一に着目しなければならないのは自主財源の確実な確保、特に市税の徴収率を向上させることにあると考えております。 本市では、主任徴収官制度を平成21年度から導入しておりますけれども、長期高額滞納者や徴収困難者の対応において、滞納者数や滞納額の縮減に大変効果を上げているものと承知しております。今後においてもより一層の徴収強化に取り組むとの答弁がありましたけれども、債権処理や資金管理、経営分析に精通した主任徴収官の指導、助言の下、引き続き職員の徴収スキルの向上を図っていただき、さらなる徴収率の向上に努めていただきたいと思います。 加えて、特定財源の確保として、国や県からの補助金は金額の面からしても非常に効果が大きいものと考えております。執行部におかれましては、国や県からの通知をただ待つだけではなく、自ら見つけにいく意識を持って業務にあたっていただくとともに、答弁にもあったとおり、あらゆる角度から財源確保に努めていただきたい、これを強く要望しておきます。 最後に、周南公民館についてお伺いいたします。 公民館の利用制限が4月から解除されたということですけれども、利用者の様子はどのような状況であったのでしょうか。 ○議長(三浦章君) 安部教育部長。 ◎教育部長(安部吉司君) 自席から答弁させていただきます。 利用再開から2か月が経過いたしましたが、利用制限を始めました令和3年7月以前の利用状況にほぼ戻ってきております。利用者の皆様にとっては待ちに待った再開となりまして、非常に喜んでおられるというふうに伺っております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 小林喜久男君。 ◆21番(小林喜久男君) 利用者の皆さんが大変喜んでいるというお話を聞いて、安心しております。 先ほどの答弁で、令和5年度中に再整備基本計画の策定を行って、立地場所や規模を検討していくということは理解いたしましたが、公民館の立地場所や規模というのは、地域住民や利用者にとっても大変関心が高いものだと思います。今後、事業を進める上で、住民との意見交換などを行うことも大事なことだと考えますが、予定はされているのかどうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(三浦章君) 安部教育部長。 ◎教育部長(安部吉司君) お答えいたします。 やはり施設を整備するにあたりましては、場所や規模、こういったものは大変重要な要素になろうかと思います。地域の皆様と対話をしていくことは大変重要なことでありますので、意見交換の場を設ける予定でございます。ご意見を伺いながら、よりよい施設となるよう努めてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 小林喜久男君。 ◆21番(小林喜久男君) それでは、建て替え場所についてお伺いしたいと思います。 周南地区には公共用地が少ないと思いますけれども、現段階で建て替え場所の選定に関してお考えがあれば、見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(三浦章君) 安部教育部長。 ◎教育部長(安部吉司君) お答えいたします。 議員ご指摘のとおり、周南地区におきましては公共用地が少ない状況でございます。 建て替えの場所によっては民有地の購入というのも考えられると思いますが、これには財政負担が大きくなるということが懸念もされます。これまでの周南公民館と地域や学校、各機関等との連携などを考慮しまして、効果的な立地を検討いたしまして、周南地区にとってよりよい環境に建て替えることができるよう見極めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 小林喜久男君。 ◆21番(小林喜久男君) 先ほども財政見通しについてお伺いしたわけなんですが、今後の見通しも厳しいとの答弁がございました。しかしながら、公民館の建て替えに関しましては、周南地区の住民は長年待ち望んでいることなんです。そのような中で公民館の建て替えに必要な財源確保が課題であると考えますが、見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(三浦章君) 安部教育部長。 ◎教育部長(安部吉司君) お答えいたします。 議員ご指摘のとおり、君津市の財政状況を考えますと、やはり交付金などの財源確保は必要不可欠で大きな課題であるというふうに認識しております。周南公民館の建て替えにつきましては、複合化、こういったものも視野に入れまして、効果的な再整備の方法を精査していく中で、財源につきましてもアンテナを高くいたしまして、広く情報収集を行いながら、財源の確保に努めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 小林喜久男君。 ◆21番(小林喜久男君) 周南公民館は、令和5年6月に記念すべき開館50周年を迎えます。できれば新しい施設でお祝いしたいところですが、令和5年度に再整備基本計画を策定されるということで、残念ですが、建て替えにはまだもう少し時間を要する状況でございます。 公民館は、子どもから大人までの学びの場でもあり、周南地区の新たな交流と活性化に結びつく拠点施設になるものと考えます。 また、周南公民館だけではなく、小糸公民館、小櫃公民館も老朽化が進んでいます。ぜひ職員の皆様方には、周南地区をはじめ、小糸地区、小櫃地区の住民が安心して利用できる公民館の建て替えを喫緊の課題として捉えていただきたいと思います。 議員という立場、また周南地区の住民として、私のできることは協力を惜しみません。 石井市長、粕谷教育長には一日も早い建て替えをお願い申し上げまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(三浦章君) 以上で、21番、小林喜久男君の一般質問を終わります。 ここで、議事の都合により暫時休憩をいたします。 △休憩宣告 午前10時41分--------------------------------------- △再開宣告 午前11時00分 ○議長(三浦章君) 再開いたします。 休憩前に引き続きまして一般質問を行います。 8番、佐藤葉子君の発言を許します。 佐藤葉子君。     (8番 佐藤葉子君登壇) ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) 8番、公明党の佐藤葉子でございます。 議長のお許しをいただきましたので、通告に従い質問をさせていただきます。 厚労省は6月3日、2021年の人口動態統計を公表し、出生数は過去最少の約81万人で、6年連続の減少でした。我が国の人口構造の推移を考えますと、全ての団塊の世代が75歳以上になる2025年以降は、高齢者の急増から現役世代の急減へと局面が変化します。歯止めがかからない少子高齢化や過疎化に立ち向かうためには、切り札となる行政主導のデジタル化を強力に推進し、誰もが安心して暮らせる社会の実現に向けて具体的な取組を進めていかなくてはなりません。 大綱1、市民サービス向上の取組について、細目1、デジタル社会におけるマイナンバーカードの必要性について。 コロナ禍で日本のデジタル化の遅れが浮き彫りになりました。政府は、昨年9月のデジタル庁発足を機に、国と地方のデジタル化を進め、住民の利便性を高めたいとしています。特に行政のデジタル化を進めるにあたり、基盤となるのがマイナンバーカードです。徐々に機能を増やし、便利な将来像をお示しすることがマイナンバーカードの取得を促すものと考えます。今後の利用分野の広がりと必要性について見解を伺います。 細目2、マイナポイントの申込支援について。 マイナンバーカードの普及と消費喚起に向けて、マイナポイント事業第2弾が間もなく完全実施されます。一人でも多くの方がデジタル化の恩恵を享受できるよう、この事業を最大限に生かすべきです。分かりやすい広報とともに、市内に支援窓口を多く設置し、積極的かつ丁寧に取り組むことを提案しますが、本市の見解と準備状況を伺います。 細目3、「書かない窓口」の早期導入について。 市民の生活の基盤である行政サービスについては、デジタル化に対応した処理手順に転換させ、従来の方式にとらわれない、より親切な窓口の構築を図るべきです。市民の申請書を書く手間をなくし、複数の手続が1度で済むワンストップサービスを実現すべく、本市は君津市DX推進計画において書かない窓口を目指していますが、いつからどのようなものを想定しているか伺います。 細目4、市職員の接遇マナー向上について。 本市は、令和4年3月に改定した君津市人材育成基本方針において、市民に信頼される職員の育成を目指し、「公務は最大のサービス業」と示しています。一人ひとりの資質向上はもとより、相手を思いやる心を持って接する接遇の意識を忘れないことが市職員と市民の信頼関係を築く第一歩です。市職員の接遇マナー向上の取組状況について伺います。 大綱2、高齢者の安心な暮らしについて、細目1、買い物困難者対策支援について。 農林水産省は平成23年度以降、毎年食料品アクセス問題に関する全国市町村アンケートを実施し、調査結果を公表しています。これを踏まえ、本市は買物困難者の実態をどのように捉え、どのように対策を講じているか伺います。 高齢者が運転に不安を感じ免許返納を考えていても、日々の生活のために手放せない現状があり、対策は急務です。民間と連携して移動販売車の導入を支援する自治体もありますが、本市での導入について見解を伺います。 細目2、電話de詐欺等の被害防止対策について。 君津市犯罪のない安心で安全なまちづくり計画によると、特殊詐欺被害は、令和2年度はこの5年間で最も多い23件であり、令和8年には6件以下を目標としています。被害者の親心や善意を揺さぶり、こつこつためた老後の資金等をだまし取るという卑劣な犯罪を断じて許すわけにはいきません。詐欺の手口は悪質で巧妙化しており、被害から守る対策として、詐欺の手口を知らせることや固定電話対策が有効とされています。被害の発生状況と防止策強化について見解を伺います。 大綱3、健康を守る施策について、細目1、3歳児健診における視力検査体制強化について。 眼鏡などを使っても十分な視力が得られない弱視の子どもは50人に1人ほどいるとされており、目の機能が発達する6歳頃までの早期発見、治療が重要です。本市の3歳児健診での検査体制について伺います。 また、専用機器を用いて屈折異常などを調べる屈折検査が有効であるため、検査機器を導入すべきと考えますが、見解を伺います。 細目2、帯状疱疹ワクチンの周知と費用助成について。 加齢やストレスなどで免疫力が低下した際に皮膚や神経に炎症を起こす帯状疱疹は、幼少期にかかった水ぼうそうのウイルスが再活性化し、50歳以降に激しい痛みを伴って発症することが多く、神経痛などの後遺症に悩む方もいます。80歳までの3人に1人が罹患する帯状疱疹の予防となるワクチン接種の周知と費用助成について見解を伺います。 以上、一次質問とし、二次質問以降は質問席にて行います。 ○議長(三浦章君) 石井市長。     (市長 石井宏子君登壇) ◎市長(石井宏子君) 8番、佐藤葉子議員のご質問にお答えいたします。 大綱1、市民サービス向上の取組について、細目1、デジタル社会におけるマイナンバーカードの必要性についてお答えいたします。 マイナンバーカードにつきましては、国が進めるデジタル田園都市国家構想基本方針において、デジタル基盤の整備として普及を促進し、利用を拡大していくとしております。 また、本年度の骨太の方針(案)では、マイナンバーカードの保険証利用を促して、将来的には健康保険証の原則廃止を目指す方向で検討に入るなど、その必要性、重要性は今後ますます高まってまいります。 私は、対面でもオンラインでも安全、確実に本人確認を行うことができるマイナンバーカードは、デジタル社会へのパスポートであると考えておりますので、市民の皆様全員の取得を目指してまいります。 そのため、日曜申請や出張申請によって申込みの機会を拡大するとともに、マイナンバーカードを活用した電子申請についても効果の高いものから展開して、普及と利用の推進に努めております。 私は、君津市DX推進計画に基づき、市民サービスの向上と行政の効率化を図り、市民全員がデジタルの恩恵を享受できるよう、本市のデジタルトランスフォーメーションを強力に進めてまいります。 細目2、マイナポイントの申込支援について、細目3、「書かない窓口」の早期導入について、細目4、市職員の接遇マナー向上について、大綱2、高齢者の安心な暮らしについて、大綱3、健康を守る施策についてにつきましては担当部長からご答弁申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(三浦章君) 鈴木経済環境部長。 ◎経済環境部長(鈴木広夫君) 自席からご答弁申し上げます。 細目2、マイナポイントの申込支援についてお答えいたします。 マイナポイント事業につきましては、民間キャッシュレス決済サービスにおきまして、利用可能なポイントを国が付与することにより、マイナンバーカードの普及やキャッシュレス決済の利用拡大、消費喚起を図るものでございます。 本年1月1日からスタートいたしましたマイナポイント事業第2弾につきましては、デジタル社会の実現を図るため、マイナンバーカード新規取得者に加えまして、健康保険証としての利用申込みや公金受取口座の登録を行った方を対象といたしましてポイントを付与する取組であり、これまで新規取得者へのポイント付与のみでございましたが、6月30日から全てのポイントが付与される予定となっております。 市ではこれまで、マイナンバーカード新規取得者のポイント付与等に係ります相談対応のための窓口を設置いたしまして、マイナポイントの申込みサポートを実施してまいりました。一人でも多くの方がデジタル化の恩恵を享受できることが重要であることから、相談窓口につきましては、市民の利便性が向上するよう環境を整えてまいります。 また、マイナポイントのお申込みは、スマートフォン等を利用いたしまして自分で手続が可能であることや、民間事業者においても申込み手続ができる店舗等が多くあるため、どこで手続ができるのか、またどのように手続を行うのかを分かりやすく市民に広報いたしまして、多くの市民がマイナポイントを取得し、利用いただけるよう取り組んでまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 荒井総務部長。 ◎総務部長(荒井淳一君) 自席よりご答弁申し上げます。 細目3、「書かない窓口」の早期導入についてお答えいたします。 君津市DX推進計画では、「書かない窓口」、「行かなくてよい市役所」を掲げ、デジタルの面から行政手続を変革し、市民と職員双方の利便性を向上させていこうと考えております。 本年度は、職員が電子申請のフォームを作成できる環境を整え、胃がんや結核、肺がん検診について電子申請で受け付けるようにしたところ、申請者の4割の方に利用していただきました。このような市民が使いやすいものについては、積極的に取り入れてまいります。 また、マイナポータル上における電子申請は、既に子育て関連の手続を開始しております。今後、介護関連や引っ越し等の住民異動手続を加えてまいります。 この書かない窓口の対象を拡充し、事務を効率化していくことで、市民の皆様に寄り添った便利で手厚いサービスを提供できるよう努めてまいります。 続きまして、細目4、市職員の接遇マナー向上についてお答えいたします。 接遇は、行政サービスを行う上で基礎となる大変重要なものであり、市民の信頼を得て、満足度を高めるためには、接遇力の向上は必要不可欠であります。 接遇マナー向上に関する取組として、昨年度は、庁内での集合研修、外部への派遣研修、動画による研修など、5つの課程の研修を実施し、採用5年目までの職員を中心に延べ153人が受講しております。 また、身だしなみやあいさつ、窓口や電話の応対などをまとめた接遇マニュアルを活用し、職場内チェックを実施しております。 さらに、本年度本格的に導入するeラーニングにおいても、ビジネスマナーなどの接遇力の強化につながるメニューを取り入れ、より多くの職員が繰り返し学習できる環境を整え、接遇マナーの向上に取り組んでまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 鈴木経済環境部長。 ◎経済環境部長(鈴木広夫君) 大綱2、高齢者の安心な暮らしについて、細目1、買い物困難者対策支援についてお答えいたします。 過疎地域のみならず、都市部におきましても、高齢者等を中心に食料品の購入や飲食に不便や苦労を感じる買物困難者が増えてきておりまして、食料品アクセス問題として社会的な課題になっております。 食料品アクセス問題に関する農林水産省の全国市町村を対象といたしましたアンケート調査結果によりますと、86.4%の市町村で何らかの対策が必要と回答しております。その背景といたしましては、住民の高齢化、地元小売業の廃業などが主な原因として挙げられ、本市でも同様の傾向にあると認識し、課題として受け止めております。 本市では、買物困難者支援の一環といたしまして、商工会議所と連携いたしました「きみつまごころ宅配サービス」の冊子の無料配布により、宅配サービスの推進に努めてまいりました。また、社会福祉協議会では、ホームケアサービスあんしん事業の一環といたしまして、買物支援サービスを実施しているところでございます。 ご提案のありました移動販売車につきましては、導入に活用できる国・県の補助金ができていることから、参入のハードルは下がってきたものと考えております。今後は民間事業者によります移動販売車導入事例を参考といたしまして、補助制度紹介と併せて移動販売車参入の意向確認をするなど、事業者の働きかけに取り組んでまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 茂田市民生活部長。 ◎市民生活部長(茂田達也君) 自席から答弁させていただきます。 細目2、電話de詐欺等の被害防止対策についてお答えいたします。 警官等を名のり、キャッシュカードや通帳等をだまし取る預貯金詐欺や、オレオレ詐欺などの特殊詐欺と呼ばれる詐欺は、千葉県内、市内ともに依然として多数発生しております。 昨年中の発生状況につきましては、千葉県内では被害件数1,103件、被害総額約26億円で、前年に比べ件数では114件減ったものの、被害額では約1億9,000万円増えております。市内では、被害件数5件、被害総額約950万円で、前年に比べ18件、約1,300万円の減となっているものの、令和4年1月から4月までの4か月間では、被害件数4件、被害総額約300万円となっております。 本市では、令和4年2月に第3次君津市犯罪のない安全で安心なまちづくり計画を策定し、重点項目の1つとしまして、高齢者を狙った電話de詐欺等の被害防止対策を定めており、安全・安心メールや自治会回覧などを通じて情報を提供するほか、防犯協会や君津警察署と連携協力しまして、街頭啓発活動を実施するなど、被害の未然防止に努めております。 今後も君津警察署等と密接に連携し、コンビニエンスストアや金融機関へ注意喚起を図るチラシを設置するなど、被害防止対策を強化し、安全・安心な地域社会づくりを推進してまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 小石川健康こども部長。 ◎健康こども部長(小石川洋君) 自席から答弁させていただきます。 大綱3、健康を守る施策について、細目1、3歳児健診における視力検査体制強化についてお答えいたします。 子どもの目の機能は、3歳頃までに急速に発達し、6歳から8歳頃までにほぼ完成すると言われておりますので、3歳児健康診査の視覚検査は、視覚の発達を妨げる要因を発見するためにとても重要な機会であると認識しております。 本市の3歳児健康診査における視力検査は、まず一次検査として、家庭で行う保護者による視力検査を行います。次に、健診会場において、家庭での検査結果の確認と問診及び医師の診察を行い、健診結果によって、眼科で精密検査を受診するよう勧めます。 精密検査の対象となったお子さんの受診状況と検査結果につきましては、眼科から提出される報告書により確認し、未受診者には再度受診を勧めております。 屈折異常や斜視に伴う弱視は、日常生活では気づかれないことが多いですが、早期に発見し治療を開始できれば、予後は良好であると言われております。 3歳児健康診査の視覚検査の精度を向上し、弱視を早期に発見するため、屈折検査の導入に向け、国の補助事業の動向も注視しながら検討を進めてまいります。 続きまして、細目2、帯状疱疹ワクチンの周知と費用助成についてお答えいたします。 帯状疱疹は、子どもの頃に水ぼうそうにかかったときのウイルスが体内に残っており、加齢や疲労、ストレスによって免疫力が下がったときに帯状疱疹として発症するものでございます。 現在、帯状疱疹ワクチンは、1回接種する生ワクチンと、2回接種する不活化ワクチンの2種類があり、いずれも50歳以上で行う任意の予防接種として使用されております。接種費用は、医療機関が独自に設定しており、自己負担額は生ワクチンが8,000円前後、不活化ワクチンは2回接種の合計で4万4,000円前後と伺っております。 また、ワクチン接種をしても完全に帯状疱疹の発症を防ぐことができるものではないこと、ワクチン効果の持続期間につきましても、数年から10年程度で予防効果がなくなるか、または弱くなるとの報告もございます。 現在、国において感染や重症化の予防の観点から定期接種化が検討されておりますので、国の動向を注視し、必要な情報収集を行うとともに周知の方法や助成の必要性について検討を進めてまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) それでは、再質問に移らせていただきます。 通告順に行います。 大綱1、市民サービス向上の取組について、デジタル社会におけるマイナンバーカードの必要性についてですが、市としてもデジタル社会のパスポートであるという考えで、全員取得を目指すということを伺いました。 マイナンバーでできることを増やすということと、これからできることが何か、また安全性について示すことが重要と考えます。その意味で何点か伺います。 まず、健康保険証とのひもづけ、公金口座の登録のメリットについて伺います。 ○議長(三浦章君) 荒井総務部長。 ◎総務部長(荒井淳一君) お答えします。 健康保険証につきましては、特定健診の結果や薬局等で受け取った薬の情報がマイナポータルで閲覧できるようになり、また、記載事項、住所、氏名や保険者が変わりましてもそのまま保険証として使えるというメリットがございます。 また、公金受取口座につきましては、申請者は給付金の申請時に口座情報の提出が省け、自治体も確認の手間が省けることから、支給が早く確実になるというメリットがございます。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) 芋づる式に個人情報が抜き取られるのではないかという不安の声もありますが、セキュリティ対策について伺います。 ○議長(三浦章君) 荒井総務部長。 ◎総務部長(荒井淳一君) お答えします。 マイナンバーカード自体には税や年金などのプライバシー性の高い個人情報は入っておりません。また、オンラインで利用する場合には、電子証明書を使うことになっており、マイナンバーは使われません。 また、紛失、盗難の場合は、24時間365日いつでも一時利用停止ができること、またアプリごとに暗証番号を設定しまして、一定回数間違うとロックされること、それから不正に情報を読み出そうとするとICチップが壊れる仕組みになっており、しっかりとしたセキュリティ対策がなされております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) それでは、これから健康保険証として使ったり、またこの先は運転免許証も兼ねるような動きもありますが、持ち歩くことやナンバーを見られてしまうこと、この点については大丈夫でしょうか。 ○議長(三浦章君) 荒井総務部長。 ◎総務部長(荒井淳一君) お答えします。 紛失時には、いつでも一時利用停止ができること、またマイナンバーを見られましても、マイナンバーを使う手続では顔写真つきの身分証明書で本人確認が行われることから、他人が悪用できない仕組みになっております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) 分かりました。メリットや安全性をしっかりと行政側も認識した上で進めていただきたいと思います。 それでは、本市のマイナンバーカード交付率と今年度の目標について伺います。 ○議長(三浦章君) 茂田市民生活部長。 ◎市民生活部長(茂田達也君) お答えいたします。 この6月1日現在で君津市の交付率は43%でございます。 令和4年度の目標値につきましては、国におきまして、令和4年度末までにほぼ全ての国民に行き渡ることを目的としており、国のマイナンバーカード交付円滑化計画の中でも、交付率100%という目標を設定しております。 本市におきましても、国の掲げる目標を目指しまして、カードの普及促進により一層取り組んでまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) 目標100%ということで伺いました。あと57%です。本当により一層の取組が必要と考えます。 これを踏まえて次に行きますが、マイナポイントの申込み支援についてです。 マイナンバーカードの申請を令和4年9月末までにした方に対して、マイナポイント申請が令和5年2月末までということになっております。多くの方にマイナポイントを獲得していただくことを考えますと、9月までに集中的にマイナンバーカードの申請を推進すべきであります。あと4か月もありません。マイナポイント申込み支援の体制をしっかりと示した上で、さらに強力にマイナンバーカードの申請支援を行わなくては追いつきません。 人口6万5,000人の石川県加賀市の例ですけれども、人口減少、高齢社会への対応として、デジタル化による地方創生へと大きくかじを切りまして、令和2年6月時点でマイナンバーカードの普及率14.2%が、その後の1年の間に市民の50.9%が新たに取得しました。マイナンバーカードを申請すれば地域商品券5,000円分がもらえるという施策を出して、これが動機づけとなりまして、まだ持っとらんのかいねと、口コミで瞬く間に市民に浸透したそうであります。特設会場を市民会館や商業施設、介護施設など市内に53か所作ったとありました。 加賀市で普及の屋台骨を支えた参事の方は、デジタル社会のインフラとして、まず市民にマイナンバーカードを取得してもらう必要がある、イの一番に取り組むべきだとの意識が職員の中にあったというふうに言っています。職員の意識というところがポイントだと思います。 加賀市は7割超の普及率を達成して、利便性の向上についてですけれども、令和3年からマイナンバーカードをデジタル上の身分証にして、スマホで完結できる行政手続は今172種類ということであります。 マイナポイントは国の予算であって、加賀市のように市の予算を投じることなく、この獲得を確実なものだとしていけばカード申請につながるものと考えます。このマイナポイント事業を使わない手はありませんので、ぜひお願いしたいと思います。 答弁にありましたように、スマホなどから簡単にできるということや、手続スポットがたくさんあるということ、この丁寧な広報も重要になってきます。それでも、手続できる方法はあるけれども、さっぱり仕組みが分からないという方も多くおられる現状があります。そこで、支援窓口の拡充というところが必要になってくると考えます。 マイナポイント申込みサポートを、現在市役所4階で行っていただいておりますが、支援員等を増やして、1階にマイナポイント支援窓口を設置できないか伺います。 ○議長(三浦章君) 鈴木経済環境部長。 ◎経済環境部長(鈴木広夫君) お答えいたします。 マイナポイント支援窓口につきましては、今後、マイナンバーカードの活用の幅が広がっていくこと、また第2弾のポイント付与が始まることによりまして、より多くの方に支援が必要になると想定されます。このことから、市民の利便性を考慮いたしまして、1階に支援窓口を設置する方向で現在調整しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) しっかりと調整を進めているというところで、支援できる環境を整えていっていただきたいと思います。 現在、デジタル・ディバイド対策として、本市はスマホ講座の業務委託公募をされているところであります。実施時期と内容について、また会場でのマイナンバーカードの申請やマイナポイントの予約申込み支援を組み込めないか、伺います。 ○議長(三浦章君) 荒井総務部長。 ◎総務部長(荒井淳一君) お答えします。 スマホ講座の実施時期につきましては、8月から3月まで、公民館や自治会館などで月10回程度実施する予定でございます。 内容につきましては、スマホの基本操作が中心となる初心者向けの基本講座と、本市のオンライン行政手続の利用方法が中心となる応用講座を考えております。 また、会場では希望者に対するマイナンバーカードの申請受付やマイナポイントについてもご案内してまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) 前向きなご答弁ありがとうございます。大変心強いと思います。 ここで覚えた方が口コミで瞬く間に広がるような、そんな工夫もお願いしたいと思います。 続きまして、本市ではキャッシュレス決済を通じた消費喚起策が今後予定されております。決済会社は特定されますが、君津市内で喚起される有効な施策だと思っております。マイナポイントで獲得した最大2万円はどこで消費してもいいわけですが、今後予定されている君津市の事業を予告すれば、君津市での消費喚起につながることができると考えますが、ご見解を伺います。 ○議長(三浦章君) 鈴木経済環境部長。 ◎経済環境部長(鈴木広夫君) お答えいたします。 キャッシュレス決済のキャンペーンにつきましては、先ほど来お話がございます市民が獲得いたしましたマイナポイントを市内にいかに還元させるかというところと、コロナの状況下にあって消費喚起を図るということも目的でございますので、双方を総合的に勘案した中で、秋頃の実施といたしまして、現在事務を進めているところでございます。 今後対象となるキャッシュレス決済手段等を決定してまいりますが、キャンペーンの内容が決まり次第、早期に市民の皆様にお知らせしたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) ぜひよろしくお願いします。うまく抱き合わせで市内の消費喚起にもつながることを期待いたします。 続きまして、書かない窓口の早期導入についてですが、徐々に書かない方式を取り入れて、がん検診の申込みを電子申請で行ったら申請者の4割がそれを利用したということで、市民も求めていることでございます。 例としまして、会津若松市は今から8年前、平成26年3月から、職員がタブレットを持ってロビーで住民から必要な情報を聞き取って証明書を発行するシステムを導入しました。背景には、記載作業を苦手とする高齢者や障害のある方、お子様連れの申請者等の負担を軽くしたいという市民課の思いからだったそうであります。 効果として、第一に住民の満足度の向上、第二に待ち時間の短縮と業務の効率化、第三に職員の意識改革があったそうで、住民からの感謝が、市民への貢献の実感、やりがいにつながって、サービス向上の好循環を生んだそうであります。 以前マイナンバーに関する研修を受講したことがあるんですが、そのときに会津若松市の市民課の職員から直接話を伺う機会がありました。とにかく来庁者を便利にしたいんだという思いが伝わってきました。その後に庁舎窓口でもマイナンバーカードをかざして申請をする仕組みも構築していったと、熱く語っておられました。 便利を実感していただくのは市役所からだと思います。庁舎窓口における書かない窓口の導入について、本市の検討状況を伺います。 ○議長(三浦章君) 荒井総務部長。 ◎総務部長(荒井淳一君) お答えします。 書かない窓口、行かなくてよい窓口につきましては、総務課、DX推進課、窓口担当課の係長級で窓口改革のプロジェクトチームを組織しまして、協議、検討を進めております。現在は、本市の課題について、複数の業者から解決に向けての事業提案を受けている状況であり、夏までに実行案、実行スケジュールを策定して進めてまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) プロジェクトチームを組織して進めていただいているということが分かりました。よりよい仕組みを取り入れていただきたいと期待をいたします。 細目4、市職員の接遇マナー向上についてお尋ねいたします。 接遇マナーについては、種々研修等を実施されていることが分かりました。 電話対応についてお尋ねいたしますが、君津市では2月1日から通話録音を開始しました。職員の労働環境の安心・安全を守るという点は理解しているところです。また、市民サービスの質の向上を図るという点ではどのように改善につながっているか、確認をいたします。 ○議長(三浦章君) 荒井総務部長。 ◎総務部長(荒井淳一君) お答えします。 電話の通話記録を開始するにあたりまして、電話は対面とは違い、目から入る情報がないことから、電話等で顔が見えなくてもにこやかな顔が想像できるような声である笑声を意識するなど、接遇マニュアルを再度徹底するように全職員に周知したところでございます。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) 分かりました。自動音声が冷たい印象を与えることも考えられます。深刻な相談もございますので、接遇マニュアルにあるとおり、先ほど笑顔の声、笑声でとおっしゃられましたけれども、本当に感じよくお話がしやすい状況で対応いただきたいというふうに思います。 今年度より本格的に導入するeラーニングにおいて接遇力向上のメニューも取り入れていただけるということで、とてもいい取組だと思います。この対象者について伺います。 ○議長(三浦章君) 荒井総務部長。 ◎総務部長(荒井淳一君) お答えします。 対象者につきましては、事務職員のほか、保育士や消防職員など、可能な限り多くの職員を対象としてまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) 電話を受けたときと切るときに名前を名のることであったり、あいさつや身だしなみなど基本的なことが最も重要で、安心感を与えるものです。癖や思い込みなどもあると思いますので、全員が定期的に確認できるように要望いたします。 続きまして、高齢者の安心な暮らしについて、買い物困難者対策支援についてであります。 農水省の食料品アクセス問題アンケートについて、本市は回答実績があまりなかったようですが、背景や対策の必要性をご認識いただいていることが分かりました。 買物や通院の問題、交通問題については企画政策部がやっていたり、食料の調達については経済環境部、高齢者のニーズ把握については福祉部ということで縦割り感が否めないなという感じがしております。買物困難者の問題は、過去の議会でも先輩議員が幾度となく取り上げてきたことでありまして、高齢化に伴って困難者は増加しております。中山間地はもとより都市部においても、食料品の購入に不便を感じる食料品アクセス問題が顕在化しつつあります。 全国的に宅配や買物代行よりも移動販売が増加傾向でありまして、私も調査をし、事業者に参入意向等を確認した上で、補助金などがなくても協力できる事業者があるということを担当課にお伝えさせていただきました。これまで本市で情報収集いただいたことがあればお聞かせ願います。 ○議長(三浦章君) 鈴木経済環境部長。 ◎経済環境部長(鈴木広夫君) お答えいたします。 現在、民間事業者におきまして、本市で移動販売事業を開始する意向があるということで、既に市内の一部の地域におきまして事業説明を行ったという情報を把握しておりまして、先日、当該事業者から説明を受け、情報共有を図ったところでございます。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) 早速短期間でいろいろと情報収集いただきまして、ありがとうございます。 移動販売は、買物をする楽しみのほか、人とのふれあいや見守りなどにもつながっていきます。生活支援コーディネーターなどを通して、実態把握の上、公募をするなど、できるところから移動販売車の導入を進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(三浦章君) 鈴木経済環境部長。 ◎経済環境部長(鈴木広夫君) お答えいたします。 移動販売車の導入にあたりましては、事業者の公募というものは一つの方法であるというふうには認識してございます。ただ先ほどご答弁申し上げましたが、現在、参入の意向を示しております事業者がございますので、まずはその事業者と情報や市が協力できるところ等を共有しながら進めてまいりたいということと、また、他の事業者等にも意向確認ですとか働きかけは今後行う必要があるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) 公募するという答弁は得られませんでしたが、確認いたします。 参入意向のある事業者がニーズのある地域で円滑に開始できるよう、市が協力していくという認識でよろしいでしょうか。 ○議長(三浦章君) 鈴木経済環境部長。 ◎経済環境部長(鈴木広夫君) お答えいたします。 先ほどもご答弁申し上げましたが、事業者との情報共有を図りながら、市がお手伝いできるところはお手伝いしていくということでご了解いただければと思います。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) 例えば、東金市では高齢者支援課が担当となって、事業者の募集や場所の設定をして、高齢者の見守りを兼ねて事業を開始しております。船橋市では商工振興課が担当となって、一部補助金を出して、複数の事業者が入って進めておりまして、移動スーパーの巡回要望書というのを作って、随時要望を受け付けて事業者と連携するという協力体制ができております。市が関わりを持って実態把握に努めて、スピーディー、円滑に進めていただくことを要望いたします。 続きまして、電話de詐欺等の被害防止対策につきましては、警察と連携を取りながら様々な対策を講じていただいておられます。 被害者の9割は、自分は被害に遭わないと思っていたそうでありますので、家族や身近な方からの啓発も重要になってきます。他人事ではないこと、留守番電話設定の仕方、詳細な事例等をお伝えいただくことが重要です。市の安心安全メールも、最近は具体的な内容でお知らせいただくようになりました。引き続き効果的な発信をお願いいたします。 効果があると言われている録音機ですが、なかなか補助というのも行き渡らないところがあるということで、板橋区が補助では追いつかないため、区内の事業者に商品の開発を依頼し、「録音チュー」という安価な録音機器、こういったものも存在します。配布や市内での販売なども検討いただければと思います。 続きまして、健康を守る施策について、3歳児健診における視力検査体制強化についてでございますが、こちらは前向きな答弁ありがとうございました。 家庭での検査の精度には限界がありまして、弱視などのリスクがある子を見逃してしまうことも少なくないと言われております。2015年以降、簡便に検査できる検査機器が国内で登場しまして、先行して導入した自治体では、弱視などの疑いのある子の発見率が高まり、顕著な効果が出ているそうであります。就学前の早期治療が重要です。検査機器の整備は、国の今年度予算である母子保健対策強化事業の一つにもなっておりますので、活用の上進めていただくようお願い申し上げます。 最後に、帯状疱疹ワクチンの周知と費用助成についてであります。 答弁のとおり、国は引き続き、期待される効果や導入年齢について検討が必要としているようでございます。自治体独自で行っているところはそう多くはありませんが、千葉県ではいすみ市が一部助成を行っています。また、近年助成をした自治体は、医師会からの要望というのが多くあったようでございますが、そのような意見や要望はなかったかどうかということ、また国が検討中ということですが、先行して助成するお考えがないか。いま一度お伺いいたします。 ○議長(三浦章君) 小石川健康こども部長。 ◎健康こども部長(小石川洋君) お答えいたします。 帯状疱疹のワクチンは、接種費用が高額なこともございまして、一部の医療機関から助成の動向について問合せがございましたが、現時点においては医師会からの要望はございません。 助成につきましては、先ほどご答弁申し上げましたとおり、先進事例の情報を収集するとともに、国の動向を注視しながら検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) コロナ禍に帯状疱疹を発症する高齢者が急増しているそうでありまして、帯状疱疹ワクチン助成について、地方創生臨時交付金の活用も可能であるということも確認をいたしましたので申し添えます。 まずは、帯状疱疹の予防ワクチンについて、ワクチン接種が可能な医療機関など、市民への周知方法を検討いただくことを要望し、私の質問とさせていただきます。 ありがとうございました。 ○議長(三浦章君) 以上で、8番、佐藤葉子君の一般質問を終わります。 ここで、議事の都合により暫時休憩をいたします。 △休憩宣告 午前11時45分---------------------------------------
    △再開宣告 午後1時00分 ○議長(三浦章君) 再開いたします。 休憩前に引き続きまして、一般質問を行います。 7番、松本裕次郎君の発言を許します。 松本裕次郎君。     (7番 松本裕次郎君登壇) ○議長(三浦章君) 松本裕次郎君。 ◆7番(松本裕次郎君) 皆さん、こんにちは。議席番号7番、きみつ未来の松本裕次郎でございます。 議長より発言のお許しをいただきましたので、通告に従い一般質問を行わせていただきます。 日本経済の先行きは、ウクライナ情勢等を受けた資源物価上昇による下押し圧力を受けるものの、新型コロナウイルス感染症や供給制約の影響が和らぐ下で、外需の増加や緩和的な金融環境、政府の経済対策の効果にも支えられて回復していくと見られています。その後は、資源高のマイナス影響が減衰し、所得から支出への前向きの循環メカニズムが徐々に強まっていく中で、我が国経済は、ペースを鈍化させつつも、潜在成長率を上回る成長を続けると考えられています。 物価の先行きを展望すると、消費者物価の前年比は、携帯電話通話料下落の影響が出る2022年度には、エネルギー価格の大幅な上昇の影響により、いったん2%程度まで上昇率を高めますが、その後は、エネルギー価格の押上げ寄与の減衰に伴い、プラス幅を縮小していくと予想されます。 この間、変動の大きいエネルギーを除いた消費者物価の前年比は、マクロ的な需給ギャップが改善し、中長期的な予想物価上昇率、賃金上昇率も高まっていく下で、食料品を中心とした原材料コスト上昇の価格転嫁の動きもあって、プラス幅を緩やかに拡大していくと見られています。 このような経済環境の中で、君津市の抱える様々な問題、課題について、大綱3点、細目5点の質問をいたします。 大綱1、石井市政について、細目1、現状の取り組むべき課題と今後の取組について伺います。 君津市長として3年半が過ぎ、その間、房総半島台風や新型コロナウイルス感染症の拡大など、ふだんでは起こり得ない問題が発生してきました。そのような社会環境の中で、君津市総合計画を1年前倒しで策定し、将来都市像を「ひとが輝き 幸せつなぐ きみつ」として未来へ進んでいくわけですが、本市の現状における取り組むべき課題と今後の取組について伺います。 大綱2、令和4年度施政方針について、細目1、「経済と環境が調和したまち」について伺います。 商工業及び観光業は、地域の暮らしの基盤であり魅力の源泉です。このため市内産業の持続的成長が市の発展には欠かせません。しかし、新型コロナウイルスにより感染症対策を徹底した経済活動が求められるようになるなど、人々の行動様式は大きく変化しました。このような時代の転換点を迎える中、市内経済をいち早く回復させるとともに、急速に変化する事業環境等に対応することが必要と思いますが、今後の取組について伺います。 大綱3、君津市総合計画について、細目1、観光振興について伺います。 観光客は、その地域の文化や自然、地域住民と触れ合うことに価値を感じます。その地域を気にいれば一回と限らず、その地域のファンとなってくれて、リピーターの取得につながり、地域経済が潤います。 また、新型コロナウイルス感染症の収束が見えない中でも、本市の観光入込み客数は、落ち込みは認められるものの堅調に推移しています。 また、君津ウルトラマラソンが5月7日に開催され、市外からもたくさんのランナーが参加されましたが、参加者等から市のイメージや観光に関することについて何か意見や要望があったのか伺います。 大綱3、君津市総合計画について、細目2、子育てについて伺います。 現在の日本では少子化が大きな問題となっています。そのため、教育機関の定員などに余裕が発生し、子どもの数が多かった昭和の時代よりも子ども1人あたりが受けられる教育サービスは充実していても当然のはずであります。 しかし、近年において、保育園、幼稚園の定員に達したことで入園ができない乳幼児から小学校就学前までの待機児童が増加傾向にあります。つまり、子どもの数が減っているのに保育サービスを満足に受けられない方が増加しているという矛盾が発生している状況です。 共働き世帯の増加などにより、ゼロ歳から2歳の低年齢児童の保育園への入園希望が増加傾向にあり、待機児童が発生しています。今後の待機児童解消に向けての取組について伺います。 大綱3、君津市総合計画について、細目3、学校教育について伺います。 GIGAスクール構想は、義務教育を受ける児童、生徒1人に対して1台のデジタル端末・通信ネットワークを整備する計画です。パソコンやタブレットの端末と高速大容量の通信ネットワークなどの学校ICT環境を整備、活用することで、多様な子どもたち一人ひとりにとって最適な学びと協働的な学びを共に実現して、教育の質を高めようとすることを目的としています。 本市においても導入され利活用が進められていますが、今後の進め方について伺います。 また、現在の問題、課題なども伺います。 以上で、一次質問を終わります。二次質問につきましては、質問席より行わせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(三浦章君) 石井市長。     (市長 石井宏子君登壇) ◎市長(石井宏子君) 7番、松本裕次郎議員のご質問にお答えいたします。 大綱1、石井市政について、細目1、現状の取り組むべき課題と今後の取組についてお答えいたします。 私は、全ての君津市民の生活を守り、よりよい君津を次世代につないでいくため、主要な施策をきみつ元気プランとして掲げ市長に就任し、その公約の実現に向けて、誠心誠意今日まで全力で取り組んでまいりました。 そして、昨年、本市が市制施行50周年という大きな節目を迎える中、市民の皆様お一人おひとりが希望に満ちた未来を描き、次なる時代を切り開くための道しるべとして、市の最上位計画となる君津市総合計画を1年前倒しで策定したところであります。 私は、新型コロナウイルス感染症から市民や事業者の皆様の命と暮らしを守ることを最優先に考えるとともに、総合計画の行動姿勢「むすぶ」をよりどころとし、将来都市像「ひとが輝き 幸せつなぐ きみつ」の実現に向け、強い覚悟と決意で取り組んでおります。 私たちを取り巻く環境は、新型コロナウイルス感染症の脅威や、全国的な少子高齢化による人口減少、激甚化する自然災害、公共施設やインフラの老朽化など、様々な場面で変化を迎えています。 本年度からスタートした総合計画では、将来ビジョンの実現に向けて、時代の潮流を十分に捉え、「経済と環境が調和したまち」などの5つの柱を掲げ、これらに基づく施策を着実に推進してまいります。 また、本市における課題や国の動向等を勘案し、特に重点的に取り組むべきテーマを「安心して働ける環境をつくる」「子育て世代が住みやすいまちをつくる」「環境グリーン都市をつくる」「デジタル技術を活用して新たな価値をつくる」の4つに絞り、関連する柱ごとの施策をパッケージ化し、戦略的プロジェクトとして位置づけ取り組むことで、地方創生を強力に推進してまいります。 特にコロナ禍で落ち込んだ市内経済の立て直しと、日常生活を営む上で重要となります「安心して働ける環境をつくる」につきましては、これまでも企業誘致制度や中小企業資金融資制度の拡充など、新たな投資を呼び込むための対策を講じてきましたが、さらなる企業誘致や創業支援に取り組むほか、グリーンやデジタル化の支援などを行うことで、様々な企業の立地や新たな産業の創出を図るとともに、企業等が本市でチャレンジできる環境づくりや、多くの人たちが元気に働けるまちを目指し、取り組んでまいります。 さらには、人々の日常生活における行動実態が広域化、多様化する中、市民の生活圏、経済圏に沿った行政サービスの提供や、幹線道路の整備等が本市にもたらす人や物の流れを確実に取り込み、かずさ地域はもとより南房総の玄関口として、周辺自治体との広域連携による活力あるまちを創出してまいります。 私は、先人たちから受け継がれ発展してきたこのまち君津を、より一層輝かせ、未来へつないでいく強い思いを持ち、本市に関わる全ての方々と共に、思いや知恵、可能性を結びながら、オール君津で総合計画を推進することにより、君津のまちづくりに挑戦してまいります。 大綱2、令和4年度施政方針について、大綱3、君津市総合計画についてにつきましては担当部長からご答弁申し上げますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(三浦章君) 鈴木経済環境部長。 ◎経済環境部長(鈴木広夫君) 自席よりご答弁申し上げます。 大綱2、令和4年度施政方針について、細目1、「経済と環境が調和したまち」についてお答えいたします。 総合計画におけます将来ビジョンを実現するための柱の一つとして、「経済と環境が調和したまち」を掲げており、様々な施策、事業を展開しているところでございます。 また、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用いたしまして、その時々の経済情勢や事業環境に対応するための事業者支援についても、随時実施しておるところでございます。 現在は、ゴルフ場利用客等が現地で気軽にふるさと納税をすることができ、リピーターの獲得に効果が見込まれるふるさと納税自動販売機の導入や、市内でのキャッシュレス決済に対しポイントを付与するキャンペーンの第2弾の準備をしているところでございます。 今後は、経済活動が徐々に活発化していくことが想定されることから、新型コロナウイルスの感染防止対策を取った上でのイベントの再開や、市内観光の情報発信の強化によりまして、市外、県外からの観光客等を呼び込むなど、市内経済の活性化に取り組んでまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 小石川健康こども部長。 ◎健康こども部長(小石川洋君) 自席から答弁させていただきます。 大綱3、君津市総合計画について、細目1、観光振興についてお答えいたします。 第2回君津ウルトラマラソンは、市民の有志によって企画、運営され、市内を周遊する55キロのコースで開催されました。大会当日はあいにくの天気となりましたが、市内外から232名のランナーの参加がございました。 参加者からは、鉄のまちのイメージが強くあったが、九十九谷などの景色がすばらしかった。休憩場で提供された地元野菜がおいしかったなどの声が寄せられ、本市の魅力を広く知っていただいたと感じております。 また、運営スタッフやボランティアには、多くの市民や民間企業が参加されており、スポーツ振興にとどまらず、観光や地域活性化にもつながる大変有意義な大会でございました。 続きまして、細目2、子育てについてお答えいたします。 本市における令和4年4月1日現在の待機児童数は9人となっており、昨年度と比較して大幅に減少いたしました。これは、これまでの市ホームページやSNS、民間有料広告等による保育士募集に加え、新たに人材派遣を活用したことや、私立幼稚園の認定こども園への移行を支援し、低年齢児童の受入れ枠の拡大に取り組んだことによるものであると考えております。 しかしながら、依然として待機児童が発生している状況であり、その解消に向けては、慢性的な保育士不足への対策が重要であります。このため、近隣の保育士養成校において交流会や就職説明会を開催するなど、連携強化を図りまして、年間を通じて保育園に入園しやすい環境づくりに取り組んでまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 安部教育部長。 ◎教育部長(安部吉司君) 自席から答弁させていただきます。 細目3、学校教育についてお答えいたします。 昨年度の本市におけるICT機器の利用目標は、「全ての教員、児童生徒がタブレット型端末を毎日使って慣れること」でございました。本年度からは、「日々の授業で効果的に使うこと」とし、現在、各学校において積極的な活用を目指して取り組んでいるところでございます。 具体的な取組の1つ目といたしましては、プログラミング学習の充実のために、タブレット型端末から無線接続で操作できるプログラミングロボットを導入いたしました。2つ目といたしましては、昨年度より市内小中学校で、県標準学力検査に代わり導入いたしました民間事業者が実施する学力調査の実施でございます。これにより、タブレット型端末にテスト結果が送られ、個の課題に応じた学習内容の振り返りができるようになるなど、個別最適な学びにつながっていくものと考えております。 今後は、お互いの意見を共有することのできる機能を利用し、現在の課題である協働的な学習を高めていくため、子ども同士で考えを共有し、学びを深める授業を目指し、主体的、対話的で深い学びの視点からICTを有効に活用した学習課程の改善を図ってまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 松本裕次郎君。 ◆7番(松本裕次郎君) それでは、これより二次質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 それでは、まず大綱1、石井市政について、細目1、現状の取り組むべき課題と今後の取組について伺います。 先ほどの答弁で、様々な企業の立地ということでしたが、その具体的な場所とかはあるのでしょうか。また、新たな産業の創出とありましたけれども、どのような産業なのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(三浦章君) 鈴木経済環境部長。 ◎経済環境部長(鈴木広夫君) お答えいたします。 企業誘致に係ります用地につきましては、企業へ紹介可能な土地の情報収集を行いながら、企業の希望に沿いました適切な用地を提供できますよう努めてまいります。 次に、新たな産業の創出でございますが、多様な産業構造を構築することで、市内経済の安定や市内での就職の選択の幅が広がることにより定住促進にもつながるものでございまして、市外からの企業、事業者の参入、また市内事業者等の連携によります新たな産業の創出や、AI等の活用による新たな産業の創出など、あらゆる可能性があるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 松本裕次郎君。 ◆7番(松本裕次郎君) ぜひ企業誘致を、就職とか定住促進にもつながりますので進めていただきたいと思います。 石井市政ということで、先日、連合千葉の南総地域協議会で政策の協定の話がありまして、その中で具体的な政策課題の推進ということで、地場産業の育成を中心とする雇用安定創出施策を講ずるとともに、商業、工業、農林水産業のバランスの取れた地域振興策を推進すること、ここに当てはまると思われます。そのほか都市基盤の整備とか幹線道路網の整備、高齢者、いじめの問題等々、様々あります。 市長も先ほどの小林議員の質問で、2期目に挑戦するということですので、今後の連合千葉南総地域協議会としても正式な手はずを踏んで推薦決定すると思いますので、そうなった場合にはしっかりと応援させていただきますので、また「ひとが輝き 幸せつなぐ きみつ」の実現に向けてしっかりと取り組んでいってくれればと思います。 続きまして、大綱2、令和4年度施政方針について、細目1、「経済と環境が調和したまち」について伺います。 ふるさと納税自動販売機と市内でのキャッシュレス決済に対しポイントを付与するキャンペーンというのがありましたけれども、いつ頃スタートできそうなんでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(三浦章君) 鈴木経済環境部長。 ◎経済環境部長(鈴木広夫君) お答えいたします。 ふるさと納税自動販売機につきましては、夏頃導入予定といたしまして、現在事務を進めているところでございます。 また、キャッシュレス決済によります消費喚起事業につきましては、秋を目途に開始するということで、現在進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 松本裕次郎君。 ◆7番(松本裕次郎君) 今年度にスタートできるということですので、ぜひ進めていってもらいたいと思います。 市外、県外からの観光客等を呼び込み、市内経済の活性化に取り組んでいくと先ほど答弁ありましたけれども、市内経済を活性化するには、人が来てお金を落とすというか、使ってもらうことが重要と思いますが、何か考えはありますでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(三浦章君) 鈴木経済環境部長。 ◎経済環境部長(鈴木広夫君) お答えいたします。 市外、また県外からの観光客に対しまして消費を喚起することで市内経済の活性化を図ることが重要だというふうに考えております。具体的には、ツイッターやインスタグラムなどのSNSを活用いたしまして、魅力ある市内の観光資源や店舗の紹介のほか、観光イベントの紹介など、情報発信の強化に努めまして、さらなる観光客の増加と消費喚起、これを目指してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 松本裕次郎君。 ◆7番(松本裕次郎君) ツイッターとかインスタグラムのSNSを活用するとありましたけれども、濃溝の滝ですか、あれがSNSで一気に広がったという実例がありますので、ぜひうまく活用して、市外、県外から観光客に来てもらうように進めていっていただきたいと思います。 続きまして、大綱3、君津市総合計画について、細目1、観光振興について伺います。 先ほどの答弁で、市内外から232名のランナーの参加があったとありましたが、近隣4市以外は何人いたのでしょうか。また、県外の参加者の人数と内訳を教えてください。 ○議長(三浦章君) 小石川健康こども部長。 ◎健康こども部長(小石川洋君) お答えいたします。 君津ウルトラマラソンの主催者から伺ったところでございますが、近隣4市以外の参加者は約150名とのことでございます。このうち、県外の参加者は約90名で、そのうち東京都、埼玉県、神奈川県からの参加が多かったようでございます。また、遠いところでは北海道、大分県、山口県などからの参加もあったと伺っております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 松本裕次郎君。 ◆7番(松本裕次郎君) 近隣4市以外で150名、県外が約90名ということで、たくさんの方が君津市に訪れたということで、そこで思うのが、観光アクションプランを出されていますけれども、その中で対岸の方にアンケートなどを取っていますが、やはり実際に来た方に、インタビューじゃないですけれども、君津市の印象とかイメージをちょっと聞いてみたりとか、もちろん北海道から来たら、前の日から泊まってどこかへ行く可能性もありますので、そういうことをアンケート取って聞いてみることで、これから観光について進める方向が見えてくるのかなと思います。 やはり地方創生の方法には、地域住民の生活環境の整備や地場産業の振興など様々な方向性があります。中でも観光による外部からの集客による地域活性化は、どの自治体でも重要な施策として位置づけていると思います。ただ、人を呼べそうなもの、目玉となる施設、美しい自然の風景といったありきたりの要素ではなかなか続かなく、地方創生までは行き着かないおそれがあります。 実際、観光によって地方創生を実現していると明確に言える地域はどれくらいあるのでしょうか。失敗とまでは言えないまでも、想定以下の結果で終わっているところがほとんどです。観光による地方創生の実現は本当に可能なのでしょうか。 観光による地方創生を実現させようとするなら、地域の魅力の棚卸しから始めなければなりません。何が観光資源となるのか、そこにはどのような価値があるのかを徹底的に研究し尽くしてこそ、地方創生という大きな可能性が広がります。地域の伝統や文化、地場産業そして自然、ごく身近にあって当たり前の中に息づく魅力を再発見することは、その地で生きている人たちにとっても大きな意義があります。 観光による地方創生のいい事例を見てみますと、地域に息づく魅力を客観的に見極めるのが重要であることが分かります。実現性、持続性、反復性を重視し、現実的な視点から一歩一歩実現に向けて動き出すことで、実りある未来に手が届きますので、どうかよろしくお願いいたします。 続きまして、大綱3、君津市総合計画について、細目2、子育てについて伺います。 先ほどの答弁で4月1日時点の待機児童は9人とありましたが、直近の待機児童は何人でしょうか。また、前年同月の待機児童の人数は何人だったのでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(三浦章君) 小石川健康こども部長。 ◎健康こども部長(小石川洋君) お答えいたします。 直近の待機児童数でございますが、6月1日現在で17人となっております。また、昨年同月の待機児童数は95人で、そのうち2歳以下の低年齢児童が約8割を占めるような状況でございました。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 松本裕次郎君。 ◆7番(松本裕次郎君) 昨年度の同じ月より減少しているということですが、いいとは言えないですよね。待機児童がいるということはあまりよろしくないことですので、様々な施策を取ってもらっていますが、ぜひゼロを目指していただければと思います。 また、内箕輪保育園と南子安保育園の民営化が決定しまして、園舎の建設も進んでいくと思われますが、この民営化の2園ができたことによって、待機児童に関して何か影響があるのか、お伺いいたします。 ○議長(三浦章君) 小石川健康こども部長。 ◎健康こども部長(小石川洋君) お答えいたします。 内箕輪保育園と南子安保育園の民営化におきましては、定員総数の上での変更はございませんが、現在の入園申込み状況を踏まえ、低年齢児童の定員につきまして、現行の保育園よりも多く設定してございます。 また、民営化の後には、ほかの公立保育園へ保育士を配置することによりまして、さらに園児の受入れが可能となりますので、待機児童の解消につながるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 松本裕次郎君。 ◆7番(松本裕次郎君) 園児の受入れが可能となって、待機児童の解消につながるということですので、ぜひ進めていただきたいと思います。 次に、大綱3、君津市総合計画について、細目3、学校教育について伺います。 先ほどの答弁にて、プログラミングロボットを導入したとありますが、どのようなものなのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(三浦章君) 安部教育部長。 ◎教育部長(安部吉司君) お答えいたします。 プログラミングロボットとは、イメージ的に家庭用の掃除用ロボットに近いような構造をしているものでございます。タブレット型端末上でプログラムを作成することによりまして、指示したとおりに、平面上、床等で動作するものでございます。 また、このロボットには接触センサーや描画機能を備えておりまして、現在算数で正多角形を描く学習などで活用しております。 そのほかにも理科や技術科をはじめ様々な教科での活用が図れるロボットでございます。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 松本裕次郎君。 ◆7番(松本裕次郎君) ロボットでプログラミングして多角形などを書くということですが、うちの子どもは今5年生なんですけれども、この間、タブレットを見ながら何かやっているなと思ったら、運動会があって、先生が踊っているダンスの録画を見ながら練習しているという、ちょっと昔では考えられないようなことをやっていました。 先ほどの答弁のとおり、理科とか技術科等をはじめ、様々な活用が今後広がっていくと思いますので、ぜひ進めていただければと思います。 あと、ICT支援員の方がいると思いますが、君津市には何人いてどのように活動しているでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(三浦章君) 安部教育部長。 ◎教育部長(安部吉司君) お答えいたします。 ICT支援員は授業支援や教職員の研修、こういったものをやっていただくために配備しているものでございますが、本市では2名配備となっております。1校あたり月2回3時間ずつ、巡回によって業務を行っていただいております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 松本裕次郎君。 ◆7番(松本裕次郎君) ぜひICT支援員を活用していただければと思います。得意な方もいれば、苦手な先生もいると思うんですけれども、その先生に対しての教育はどのように行っているのか、お伺いいたします。 ○議長(三浦章君) 安部教育部長。 ◎教育部長(安部吉司君) お答えいたします。 ICTに関します教職員の研修につきましては、市内一斉の座学を中心としたものではございません。各校を巡回している、先ほどお話ししましたICT支援員を活用いたしまして、校内で実施しております。現在では約30種類の研修メニューを用意してございまして、各学校のニーズ、教職員のスキルに応じて選択して活用していただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 松本裕次郎君。 ◆7番(松本裕次郎君) しっかりと教育していただいて、学校の中にももちろん得意な方、苦手な方がいると思いますので、得意な方が苦手な先生に教えていくということも全然考えられますので、進めていただければと思います。 GIGAスクール構想で生徒1人1台のタブレットの導入と高速ネットワークの環境の整備が必要とされましたが、機器導入やネットワーク環境を整備すれば終わりではないと思います。実際に機器導入、整備後の対応が重要で、活用してこそGIGAスクール構想は意味のあるものになります。そのため、生徒が自ら考えて物事に取り組む学びが実現できたか、教員の業務効率が向上したかなど、その後の成果まで注目することが重要と思います。導入後の成果について確認と検証を進めていければすばらしい学校ができていくのではないかと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上で、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(三浦章君) 以上で、7番、松本裕次郎君の一般質問を終わります。 ここで、議事の都合により暫時休憩をいたします。 △休憩宣告 午後1時33分--------------------------------------- △再開宣告 午後2時00分 ○議長(三浦章君) 再開いたします。 休憩前に引き続きまして一般質問を行います。 5番、高橋健治君の発言を許します。 高橋健治君。     (5番 高橋健治君登壇) ◆5番(高橋健治君) 皆さん、こんにちは。議席番号5番、公明党の高橋健治でございます。 議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従い一般質問を大綱3点、細目7点にわたって質問をさせていただきます。 政府は、5月23日に新型コロナウイルス対策の基本的対処方針を改定し、屋内で他者と身体的距離がとれて会話をほとんど行わない場合、屋外で他者と身体的距離が確保できる場合などは、マスクの着用は必要ないとする見解を発表しました。今後、感染対策と経済社会活動を両立させるウィズコロナを徐々に進めることになります。 しかし、我が国の経済は原油や穀物等の価格が高い水準で推移し、食料、飼料、肥料原料、化石燃料や半導体原材料等、物資の安定供給が滞り、今後コロナ禍からの経済社会活動の回復の足取りが大きく阻害されかねない状況にあります。このような困難な問題にしっかりと取り組むことが行政に求められていることではないでしょうか。今の状況に落胆するのではなく、未来を見つめ上手にコロナと共存して、今を乗り越えていくべきと考えます。 それでは、質問に入ります。 大綱1、誰もが安全安心で使用できる公共施設について、細目1、公民館の耐震補強について。 本市の幾つかの公民館は、構造耐震指標Is値の数値が基準を下回る個所があるため、利用を一部制限し、地域住民の方々の通常の利用に支障を来しており、住民のために提供されるべき実生活に関する教育、学術、文化に関する各種の事業を行うという、本来の役割を十分に果たせていない現状でありますが、応急耐震対策が急がれる各公民館に対する具体的な対応について伺います。あわせて、整備計画について伺います。 大綱2、誰一人取り残さない社会の構築について、細目1、パーキング・パーミット制度について。 車椅子使用者用駐車施設は、バリアフリー法で一定の条件に該当する場合に設置が義務づけられており、整備が促進されています。しかしながら、その一方で、そのスペースに障害のない人が駐車するなどして、障害のある人が駐車できない問題も発生しており、適正な利用を促すための取組が求められています。その取組の一つにパーキング・パーミット制度がありますが、本市の取組について伺います。 細目2、スクールバス利活用実証運行について。 令和4年8月から令和5年3月まで、小糸地区を対象にスクールバスの空き時間を活用した実証運行を開始いたしますが、運行実施に向けての進ちょく状況や4月以降の将来的な展開について伺います。 細目3、DX推進事業について。 本市の新たな総合計画においても、DXを推進して市民生活において様々な課題を解決するとともに、新たな価値を創出し、快適で安心して暮らせるまちを目指しますとしていますが、根幹となる高速通信網等の環境整備状況について伺います。 また、昨年9月議会で質問させていただきました次世代無線通信技術であるローカル5Gを使用したテレワークの検証について、どのようになったか伺います。 細目4、高速バス通学支援事業について。 令和2年度から実施している高速バスの通学補助は、高速バスを新たな通学手段の一つとし、若い世代の君津への定住につなげることや、市内から乗車できる高速バス路線の利用促進を図ることを目的とした制度ですが、コロナ禍における利用状況と制度の効果等について伺います。 大綱3、地域が希望を持てるまちづくりについて、細目1、空き公共施設等利活用事業について。 旧坂畑小学校及び旧亀山中学校の利活用事業につきましては、オープニングイベントにおいては天候が思わしくない状況にもかかわらず、地域住民の方々が多数参加するなど、大変喜ばしく感じております。両校は亀山地域の学び舎として、長きにわたり地域の方々に愛され利用されてきた歴史があります。民間事業者の活用が始まった後も、観光振興や地域活性化の新たな拠点として、観光客はもとより地域住民の方々も訪れる施設となるよう取り組むべきと考えますが、見解を伺います。 また、亀山以外の地域における利活用事業の取組について、今後の予定を伺います。 細目2、6次産業化の展開について。 1次産業を基幹産業としている本市にとって、6次産業化は重要なファクターの一つと考えます。昨年9月に「はちみつとミードのはちみつ工房」がオープンし、多くの観光客を迎えているようですが、現状と今後の展開について伺います。 また、新たな6次産業化の事業の計画があるのか併せて伺います。 以上で一次質問を終わり、二次質問以降は質問席にて行いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(三浦章君) 石井市長。     (市長 石井宏子君登壇) ◎市長(石井宏子君) 5番、高橋健治議員のご質問にお答えいたします。 大綱1、誰もが安全安心に使用できる公共施設について、大綱2、誰一人取り残さない社会の構築についてにつきましては、担当部長からご答弁申し上げますので、よろしくお願いいたします。 大綱3、地域が希望を持てるまちづくりについて、細目1、空き公共施設等利活用事業についてお答えいたします。 本市では、高度成長期に整備した多くの公共施設が一斉に更新の時期を迎えております。私はその対策が市政最大の課題であると捉え、市長就任の直後には、君津まちづくりプロジェクトを立ち上げました。プロジェクトでは市民の皆様と対話を重ねながら、持続可能な公共施設サービスについて検討してまいりました。 また、令和2年度には新たな組織を設置し、公共施設の今後の方向性を示した個別施設計画を策定いたしました。 さらには、民間事業者との連携によって、当初の役割を終えた空き公共施設の利活用にも取り組むなど、ファシリティマネジメントの取組を精力的に進めてまいりました。 こうした中、旧坂畑小学校及び旧亀山中学校の活用につきましては、去る5月1日にオープニングイベントが開催され、地域ゆかりの音楽家によるイベントなどを交え、地域の皆様と共にキャンプ場としてスタートを切ることができました。 また、優先交渉権者が決定している旧三島小学校の売却に向けた敷地の測量や、松丘地区における小中学校の利活用事業者の公募を6月中には実施し、1日でも早い施設の利活用が行えるよう迅速に取り組んでまいります。 私は、学校施設をはじめ当初の役割を終えた公共施設につきましては、地域住民のご理解を得る中で民間活力の導入を図り、新たな拠点として再び地域の活性化に資するよう積極的な利活用に取り組んでまいります。 細目2、6次産業化の展開についてにつきましては、担当部長からご答弁申し上げますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(三浦章君) 安部教育部長。 ◎教育部長(安部吉司君) 自席から答弁させていただきます。 大綱1、誰もが安全安心に使用できる公共施設について、細目1、公民館の耐震補強についてお答えいたします。 今回の応急対策補強は人命確保を最優先に行うもので、今後の再整備による抜本的な解決までの間、利用者が安全に利用できるよう整備を行うものでございます。 周南公民館につきましては、講堂に鉄骨ブレース工事による補強を行い、本年4月から利用を再開いたしました。 また、小糸公民館、小櫃公民館につきましては、強靱なポリエステル材を柱などに巻き付ける工事により補強を行います。 現在、実施設計が完了し、工事発注に向け契約業務を進めているところであり、利用再開は秋頃を予定しております。 公民館などの再整備につきましては、公民館等再整備基本計画を令和5年度中に策定するため、関係部局と協議を進めているところでございます。 以上です。 ○議長(三浦章君) 嶋野福祉部長。 ◎福祉部長(嶋野晃広君) 自席から答弁をさせていただきます。 大綱2、誰一人取り残さない社会の構築について、細目1、パーキング・パーミット制度についてお答えいたします。 障害者等用駐車区画に利用対象者でない人が駐車する等の課題がある中、千葉県では障害者や要介護者、妊産婦等、歩行が困難と認められる方に利用証を交付することで適正利用を図る、ちば障害者等用駐車区画利用証制度、いわゆるパーキング・パーミット制度を令和3年7月から実施しております。 本市では、千葉県から利用証の交付についての依頼を受け、令和3年度中に障害者223名、要介護者103名、妊産婦65名の方々に利用証を交付しています。 これまで対象となる方には、障害者手帳や母子健康手帳の交付時等に制度のご案内をするとともに、一般の方々にも広報きみつや市のホームページで周知をしてまいりました。 さらに、令和4年4月に策定した君津市バリアフリー基本構想の中でも、本制度の普及を推進していくとしております。 また、千葉県からは制度の導入時に、ちばバリアフリーマップ掲載施設のうち駐車場を所有する施設等に対して、チラシやポスターを配布し、制度の周知や広報を行っているところです。 本市といたしましても引き続き千葉県と連携し、様々な機会を捉えて本制度の普及啓発を行い、障害者等用駐車区画の適正利用の促進に努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 竹内企画政策部長。 ◎企画政策部長(竹内一視君) 自席から答弁をさせていただきます。 細目2、スクールバス利活用実証運行についてお答えをいたします。 公共交通を取り巻く現状は、人口減少に伴う利用者の減少から、公共交通の維持確保が困難な状況にあるものの、免許返納後における高齢者の移動手段確保の重要性などから、公共交通に求められる役割はこれまで以上に高まっているものと考えております。 こうした中、今ある輸送資源を最大限に活用いたしまして、持続可能な公共交通の実現に向けた取組といたしまして、児童、生徒が利用しない時間帯のスクールバスを活用した実証運行を小糸地区におきまして実施することといたしました。 実証運行に向けましては、これまでに国土交通省関東運輸局への運行許可申請の届出など、8月1日からの運行開始を目指し、諸手続を順次進めているところでございます。 引き続き、地域の交通事業者等と連携を図りながら、地域の皆様への周知等に努める中で、利用者のニーズなどを把握し、令和5年度以降の事業展開について検討をしてまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 荒井総務部長。 ◎総務部長(荒井淳一君) 自席よりご答弁申し上げます。 細目3、DX推進事業についてお答えいたします。 君津市総合計画では、多様なむすびにより君津の未来を創ることを行動姿勢としております。人と人、人と物、物と物を結ぶ高速通信網の整備は、市民がデジタルの恩恵を享受し、君津の未来をつくるために必要不可欠であると認識しております。 本市では市内全域に光ファイバー網を整備し、併せて公共施設に無線LANを導入してまいりました。 今後も、市民の皆様が手軽に高速通信網を使えるよう環境を整えてまいります。 また、ローカル5Gについては世界的な半導体不足により機器の調達が困難であることから、検証には至っておりません。準備が整い次第、市民の利便性の向上や地域の活性化施策について、実証実験を重ね検証してまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 竹内企画政策部長。 ◎企画政策部長(竹内一視君) 細目4、高速バス通学支援事業についてお答えをいたします。 高速バス通学支援事業は、若者世代が県外の大学等へ進学する際の多様な通学手段を確保することで、市外への転出抑制、君津市への定住促進を図ることを目的に、令和2年9月から実施をしているものでございます。 事業の利用状況につきましては、制度の開始以来、様々な周知に努めてきた結果、利用者は令和2年度では10名、令和3年度では40名と増加傾向にあり、本年度は68名の学生から申込みがあったところでございます。 また、当該事業の利用者には、市の行事や地域活動への参加、SNSで君津をPRすることなどの取組にご協力をいただくこととしております。 これまでに利用者からは市が行ったアンケートへの協力や、君津の魅力を授業で発表したことなどを通じまして、それぞれがまちづくりへ目を向ける契機となったなどの感想が寄せられております。 引き続き、当該事業を通じ、本市に対します愛着や誇りといったふるさと意識の醸成につなげるなど、若い世代の定住促進を図ってまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 鈴木経済環境部長。 ◎経済環境部長(鈴木広夫君) 自席よりご答弁申し上げます。 大綱3、地域が希望を持てるまちづくりについて、細目2、6次産業化の展開についてお答えいたします。 6次産業化は農林漁業者が自らの生産物を活用し、生産に加えて加工、販売などによりまして新たな価値を創造し、所得の向上や雇用の創出を図る取組で、市といたしましても、農業者からの相談対応をはじめ国庫事業の活用など取組を支援しているところでございます。 当該事業者につきましては、事業の進ちょく状況について情報を共有しております。現在、生産の目標はほぼ達成しておりまして、販売も順調に推移していると伺っております。 今後の展開につきましては、自ら生産いたしました農産物を活用した加工品の販売などの意向を何件か伺っております。 国や県の事業は国に事業計画の認定を受けるなど、ハードルが高いと受け取る農業者も一定数おられますので、市独自の事業といたしまして、6次産業化に限らず加工業者、販売業者などと協力する農商工連携も含めて、今年度より提案型の新規事業を開始することといたしております。 本市では、今後も農業者の積極的な取組を支援してまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 高橋健治君。 ◆5番(高橋健治君) これより、質問席より2次質問を進めさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 まず最初、大綱1、誰もが安全安心に使用できる公共施設について、細目1、公民館の耐震補強についてお伺いいたします。 先ほどの答弁の中で、周南公民館は4月より利用再開ということで喜ばしいことなんですけれども、これで館内全ての使用が可能となったのかということについて確認をしたいと思います。 ○議長(三浦章君) 安部教育部長。 ◎教育部長(安部吉司君) お答えいたします。 周南公民館は、講堂のみ利用制限をしておりましたので、今回の工事によりまして、現在は館内全てがご利用いただけるという状況になっております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 高橋健治君。 ◆5番(高橋健治君) では、全ての場所が使えるということで確認させていただきました。今後もしっかり管理をしながら、ずっと使えるようにしていただきたいなと思います。 残りというか、小糸、小櫃公民館のほうはこれから工事を始めるということなんですが、工事が始まったときに、今使用できている部屋で使えなくなったりするようなことはあるんでしょうか。 ○議長(三浦章君) 安部教育部長。 ◎教育部長(安部吉司君) お答えいたします。 工事にあたりまして、大きな音や振動を伴う作業も考えられます。そういった際には、利用者の皆様にご理解をいただいた上で、一定期間やむを得ず閉館することも考えられると思います。 工事のスケジュール等がはっきりした段階で、利用者の皆様をはじめ地域の皆さんにも周知した上で、1日も早い早期の利用再開に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 高橋健治君。 ◆5番(高橋健治君) 場合によっては使えなくなることもあるということですけれども、今、答弁の中にもありましたけれども、全部使えるようになるために早急にやらせていただくというようなことを、利用者の方などにしっかりと説明、アナウンスしていただきたいなというふうに思います。 もう1点、これは要望になるのかな。小糸、小櫃公民館の利用の再開というのは秋頃を予定しているというふうな最初の答弁だったと思うんですけれども、秋口ということで、ちょっと大まかなんですよね。秋口というと文化祭等々、公民館等を利用しての行事を皆さん楽しみにしている部分もあったりいたしますので、できれば1日も早い工事のほう、またそれに伴う部分をしっかりやっていただければなというふうに思います。 あと、公民館というのは再整備計画にあたりまして、避難所として今後開設が見込まれる施設でもあります。災害はいつ起こるか分かりません。早期の見直しを行っていただいて、これに対応していっていただきたいなというふうに思いますので、これは要望とさせていただきます。 続きまして、大綱2、誰一人取り残さない社会の構築について、細目1、パーキング・パーミット制度についてということで質問をさせていただきます。 パーキング・パーミット制度といっても、なかなかぴんとこないかなというところもあるんですが、私もちょっとこれ聞くまで分からなかったんです。よく障害者の方が止められるスペースのところに車に貼り付けるシールのようなものがあるんですが、あれかなというふうに思っていたんですが、実際はそうではなくて、市が県の委託を受けて発行する、車内につるすA4サイズぐらいのプラカードみたいなものですかね、それを使用することをパーキング・パーミット制度ということで、やっているということなんですね。 このパーキング・パーミット制度については県が実施している制度で、本市においても千葉県と連携をし、そして、その利用証の交付や制度の普及、啓蒙に努めてくださっているということなので、この点については理解したんですけれども、先ほど一次質問の中でも触れましたが、利用証を提示していない車がその場所に駐車している場合など、本当に利用すべき方かどうか分からない場合、対応等はどのようにしているのか伺います。 ○議長(三浦章君) 嶋野福祉部長。 ◎福祉部長(嶋野晃広君) お答えいたします。 利用証を提示せずに障害者等用駐車区画を利用している車両に対しましては、歩行が困難な方のための駐車スペースであること、また、このスペースに駐車する際には利用証を提示すること、といった注意喚起のチラシを車のワイパーに差し込むなど、駐車場管理者にも協力をいただきながら、適正利用の促進に努めていくものでございます。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 高橋健治君。 ◆5番(高橋健治君) 去年からこの取組を始めたということで、約1年ということなので、まだまだ一般の方々、我々も含めてですけれども、十分な周知がなされていないように感じます。県が実施している制度ということもあるんですが、本市で利用証を交付しているわけなんですよね。なので、そういう方に聞き取り調査というんでしょうか、利用状況を確認するようなことをして、実際に使えているのか使えていないのか等々、実態を把握しながら、一般の方にもしっかり周知をしていっていただきたいなというふうに思います。 一次質問の中でも触れましたけれども、本来使用するべき方が使用できないという現状を何とかしていただきたいという部分を、強く要望させていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、細目2、スクールバス利活用実証運行について伺います。 スケジュールにつきましては、8月1日からの運行を目指して令和5年3月31日まで行うということでしたけれども、実際はスクールバスを運行しながらという中での実証運行になるわけですよね。スクールバス自体の運行状況というのは、今どのようになっているんでしょうか。 ○議長(三浦章君) 安部教育部長。 ◎教育部長(安部吉司君) お答えいたします。 スクールバスにつきましては、山間部の小中学校の統合に伴いまして、令和元年度から順次運行を開始し、現在では5校で24台のスクールバスを運行しておりまして、291人の児童、生徒が通学に利用しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 高橋健治君。 ◆5番(高橋健治君) 全体で24台ということですね。年間の稼働率や稼働日数についてですが、どれぐらい実際使っているものでしょうか。 ○議長(三浦章君) 安部教育部長。 ◎教育部長(安部吉司君) お答えいたします。 稼働日数につきましては、小学校で200日程度、中学校は部活動等がございますので、300日程度運行をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 高橋健治君。 ◆5番(高橋健治君) 8月スタートということで、夏休みなので通常よりは入りやすいタイミングなのかなというふうに思いますが、9月からは児童を送りながら昼間は運行するというふうになっていくわけですけれども、要は公共交通としての安定利用という部分、いろんなことが途中で起こった場合等々考えられると思うんですが、そこら辺についてどのようにお考えでしょうか。 ○議長(三浦章君) 安部教育部長。 ◎教育部長(安部吉司君) お答えいたします。 そもそもスクールバスというものにつきましては、児童、生徒の安全な通学手段を確保するために取り入れたものでございます。やはりこの運行の判断というものにつきましては、安全が最優先というところになろうかと思います。特に気象状況など一般の路線バスなどの判断よりも早めに行わなきゃいけないというものも当然出てくるかと思います。それ以外にも、現在新型コロナウイルス等の影響で、いわゆる早期の下校であるとか分散登校、こういったものに柔軟に対応しているところがございますので、定期的な部分もございますが、やはり不定期な部分もあるというところで、公共交通というところとどうすみ分けをするのかというのは、今後運行をしながら、やっぱり考えていかなければならないものだというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 高橋健治君。 ◆5番(高橋健治君) 実証運行ということでありますから、いろいろ問題点等々も出てくると思うんですけれども、部長もおっしゃっていたように、まずは一番大事なことである無事故の運用ということを考えながらやっていただきたいなというふうに思っております。 今回、小糸地区が実証運行ということなんですけれども、小櫃、上総地区におきましてもスクールバスが運行しております。こちらも何とかうまく利用できたらいいなというふうにちょっと考えたりもするんですけれども、各地区ごとに状況はいろいろ違うと思いますけれども、いろんな方法を模索しながら、また検討しながら、実証運行等々もしながら地域の交通の利便性を図っていただきたいということで、これは要望とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 続きまして、大綱2、細目3、DX推進事業についてお伺いしたいというふうに思います。 高速通信網、光ファイバー等の整備をして、併せて公共無線LANを導入してまいりましたという答弁でありましたが、高速通信網の環境整備について、今後の予定等はあるのでしょうか。 ○議長(三浦章君) 荒井総務部長。 ◎総務部長(荒井淳一君) お答えします。 今後の整備につきましては、令和4年度は市民文化ホールに無線LANを導入いたします。そして、令和5年度以降につきましては、既設の無線LANにつきまして使用状況を見ながら、各施設内の隅々まで電波が届くようにアクセスポイントを増やすなど、より使いやすくなるように環境を整えていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 高橋健治君。 ◆5番(高橋健治君) 大きな事業としては、文化ホールに無線LANの導入というところ、そして、今既に無線LANが導入されているところについては、その施設ごとによりよくしていこうというような事業をこれからしていくということですね。これも本当に一番基礎の部分なので、ここがしっかりしていないと、いくらDXだ何だと言っても、使用する人がここでは使えないというようでは、ちょっとどうしようもない部分でありますので、しっかり取り組んでいただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。 あと、先ほど一次質問のところでもローカル5Gの実証実験が半導体等々の不足でできていないというようなことではあったんですけれども、イーヒルズ株式会社といろんな協定をされているかなというふうに思うんですけれども、ローカル5G以外で協定の中で今こんなことをしているというようなものがあれば教えてください。 ○議長(三浦章君) 荒井総務部長。
    ◎総務部長(荒井淳一君) お答えします。 そのほかの取組としましては、換気の目安となるようCO2センサーを提供していただきまして、市内中学3年生の各教室に設置をいたしました。 また、今後はGPSセンサーを使用した業務最適化の実証実験や、他自治体で運行を開始しますAI乗り合いオンデマンド交通について情報提供をいただく予定でございます。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 高橋健治君。 ◆5番(高橋健治君) ほかにもいろいろされているということで、今GPSセンサーを使用した業務最適化の実証実験とAI乗り合いオンデマンド交通というのが出てきたんですけれども、これどういったものでしょうか。 ○議長(三浦章君) 荒井総務部長。 ◎総務部長(荒井淳一君) お答えします。 まず、GPSセンサーにつきましては、公用車に設置をしまして公用車の位置情報を一括管理し、緊急時等に現場に一番近い者が即対応できるようなシステムとなってございます。 また、AI乗り合いオンデマンド交通は、利用者の予約状況に応じてAIが最適なルートや配車をリアルタイムに行うもので、これにつきましては、長野県茅野市のほうで8月からスタート予定のシステムとなってございます。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 高橋健治君。 ◆5番(高橋健治君) 大体イメージはつかめました。ありがとうございます。 一番最初のローカル5Gの実験のときに、半導体の不足等々ということがありました。これらの実証実験はほかにもいろいろあるということですけれども、現状、世界的な半導体不足というのは深刻であります。機器の調達が困難であることから、ほかの様々な事業に支障を来しており、大変ご苦労されているというふうには思うんですけれども、DXの推進というものは今後の行政を支える、ある種骨格の部分になってくるのかなというふうに思いますので、しっかりと今後も取り組んでいっていただきたいなというふうに、これはお願いをさせていただきます。 続きまして、大綱2、細目4、高速バス通学支援事業についてなんですが、高速バスの通学支援については3年目ということになるんですかね。最初の利用者が10名、令和3年度が40名、本年度は68名ということで、どんどん増やしていっているという実績の中で、少しずつ形として安定してきて、また利用者の声等々も聞こえてきているというふうに思います。すごくいいことだと思うんですね。利用者が増えているということはみんなに周知されている。それを利用して、その方たちが本当に君津により愛着を持っていただけるという部分はいいかなというふうに思うんです。SNSで発信していただいたり、地域の行事に参加していただいたりということで、いろんな機会を通じて、今まで以上に住んでいる自分の地域のよさにどんどん気づいていく、一つのきっかけにもなっていくんじゃないかなというふうに思っております。 そういう部分では、一定の成果を上げているのかなというふうに認識はしております。 本事業を通じて、生まれ育った君津という郷土への愛着や誇り、またふるさと意識をしっかり持っていただくという部分を、また今後いろんな方法を取りながらしていく中で、その方たちが君津から外にでなく社会に出ていけるというような仕組みを今後もつくっていっていただければなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、大綱3、地域が希望を持てるまちづくりについて、空き公共施設等利活用事業についてなんですけれども、一次答弁の中で石井市長のファシリティマネジメントにかける強い意気込みというものを聞かせていただきました。その思いに沿って、旧亀山中学校及び坂畑小学校が観光振興また地域活性の拠点となるためには、一次のほうでもちょっと触れたと思うんですけれども、観光客だけでなく地域の方々に多く訪れていただかなければいけないんじゃないかなというふうに思います。そのために民間に委託しているとはいえ、何か行政ができることがあるんじゃないかというふうに思うんですけれども、どういうふうにこれから関わっていくのかという部分を伺います。 ○議長(三浦章君) 鈴木経済環境部長。 ◎経済環境部長(鈴木広夫君) お答えいたします。 今後の関わりということでございますが、まずは民間事業者と地域住民そして行政、この信頼関係や連携体制を構築することが重要だというふうに考えてございます。そのためには事業者、地域住民、行政の3者によりまして利活用事業の現状や今後の計画、また地域の声などについて情報共有を図ることから始めまして、今後地域の活性化につながるよりよい事業運営がなされるよう、市といたしましても協力してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 高橋健治君。 ◆5番(高橋健治君) ぜひとも民間業者、地域住民の方だけじゃなくて、そこに行政側も一緒に参加して情報交換や意見交換を行っていただくよう、しっかり取り組んでいっていただきたいなというふうに思います。 また、今後も松丘地区の小中学校等々で、利活用事業を公募されるということですが、当然ですけれども、民間事業者任せではなく、地域の皆様の声というのが一番大事だなというふうに思います。そういう方たちの思いをしっかり酌みながら、そういう事業を受け入れるというのは、選別という部分で言えば行政のやることだと思っておりますので、あくまでも地域住民の方主体で、なおかつそこにいろんなものを乗せていくという形になると思うんですけれども、ただほかの事業をやってもらえればいいや、誰かやってくれればいいやということでなく、住んでいる方、来ていただいた事業者、またその地域が活性化できる、そういった事業を今後も展開していっていただきたいというふうに思っております。 そういう面に対して、今後行政としてどのように関わっていくのか。意気込みというか、考え方を最後に聞かせていただければなと思います。 ○議長(三浦章君) 竹内企画政策部長。 ◎企画政策部長(竹内一視君) お答えをさせていただきます。 旧学校施設が民間活力を活用いたしまして新たな役割を担い、地域の活性化を図っていくためには、行政、地域住民、事業者が手を携え、着実に歩みを進めていくことが大変重要だと考えております。 こうした中、旧松丘小中学校の公募にあたりまして、過日、当該地区の自治会長の皆様を対象に、利活用の進め方について説明の機会を設けさせていただき、意見交換をさせていただいてございます。 引き続き、地域住民の皆様方と緊密な連携を図りながら、多くの事業者にご応募をいただく中で、一刻も早いスタートが切れるよう取り組んでまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 高橋健治君。 ◆5番(高橋健治君) 空き公共施設の再利用という部分は、施設自体の老朽化、維持費等々、いろんな面で、ある意味時間との戦いというところもあるかと思います。一つでも多く、早くそういう再利用の活用に取り組んでいただくということは本当に必要なことではあると思うんですけれども、一番大切な肝の部分、そこをしっかりと取り組んでいただきたいというふうに、これは要望として言わせていただきます。 最後になりますが、大綱3、地域が希望を持てるまちづくりについて、細目2、6次産業化の展開についてということで、今実際に運用を行っておりますはちみつ工房に関しては、生産の目標はほぼ達成して売上げも順調ということで、入り口のところに黄色い六角形、アイスクリームを作るところができていたりとか、どんどんいろんなものが増えているんだなみたいな感じで、また、中で売っているものも一番最初のときよりはいろんな商品が増えてきたりということで、うまくいっているなと思いながら見ております。 答弁の中にもありましたが、国の政策である以上、多少ハードルが高いということで、なかなか次の手が挙がってこない事業ではあるかなというふうには思っておりますが、しっかり計画さえできれば、非常に後ろ盾になる部分でしっかりやってくださるので、今後一つでもこういうところができないかということで、いろんな方面にアンテナを張っていただいて、考えている方がどこかにいないかと、ずっと探しながらやっていただきたいなというふうに思います。 あと答弁の中で、市独自の事業として、6次産業化に限らず加工業者、販売業者などと協力する商工連携も含め、今年度より提案型を始めるということで話がありました。 この事業は提案型ということなんで、農家が自ら協力事業者を探して事業計画をつくるということだと思うんですが、そうすると、相手がある程度定まっていればすぐ事業展開というのはしていけるのかなというふうに思うんですけれども、これから探しましょうとかということになると、かなり難しいんじゃないかなというふうに考えますが、そこら辺はどういうふうに考えていらっしゃるのかお聞かせください。 ○議長(三浦章君) 鈴木経済環境部長。 ◎経済環境部長(鈴木広夫君) お答えいたします。 この市独自の事業につきましては、意欲のある農業者を支援しようということで始めております。そうしたことから、事業者自ら協力事業者を探すということは、確かに委員おっしゃるように大変なところもございますので、協力者のマッチングといいますか、そういったところについても市といたしましては、協力できるところは協力して支援してまいりたいというふうに考えています。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 高橋健治君。 ◆5番(高橋健治君) 市のほうが音頭を取ってじゃないですけれども、やっぱりそういうふうにやっていかないとなかなかこれも進んでいかないかなというふうに思います。6次産業化は大切だよと、一次質問のときに話をさせていただきました。ただ、市独自にいろんなことを考えて農業を発展させていこうという姿勢に対しては、すごくすばらしいなというふうに思っておりますので、今後も続けていっていただきたいと。 先ほども申し上げましたけれども、農業というのは君津にとりましてある種基幹産業でもあります。行政として今後もどうかしっかりと取り組んでいっていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 以上をもちまして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(三浦章君) 以上で、5番、高橋健治君の一般質問を終わります。--------------------------------------- ○議長(三浦章君) 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしましたので、これにて散会といたします。 なお、明日6月8日の本会議は定刻より開きますので、ご参集願います。 長時間にわたりまして、ご苦労さまでございました。 △散会宣告 午後2時45分...